ガーシー 会員ビジネスで「年商20億円級」も影響力減少の煩悶 | FRIDAYデジタル

ガーシー 会員ビジネスで「年商20億円級」も影響力減少の煩悶

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暴露系ユーチューバーから参議院議員になったガーシー氏。高額なオンラインサロン開設で莫大な収入を得るが…(YouTubeチャンネルより)
暴露系ユーチューバーから参議院議員になったガーシー氏。高額なオンラインサロン開設で莫大な収入を得るが…(YouTubeチャンネルより)

“令和の岡田以蔵”を名乗ってはいるが…。

NHK党のガーシーが荒稼ぎしている。9月6日にインスタグラムのストーリーズで有料オンラインサロン『GASYLE(ガシる)』の会員数が4万人近くに達したことを明かした。同サロンは8月に開設し、9月から月額3980円の有料となっている。ガーシーは

「新規入会のお申し込みについて日々お問い合わせが殺到しております」

としながら、現在は募集を止めており

「サーバー増強や一つ一つの運用でのバグが無いかの検証を進めながらタイミングが来ましたら募集を再開する可能性も御座いますので、今しばらくお待ちくださいますようよろしくお願い申し上げます」

と告知している。サーバーを新規で独自開発したため、その運用費用やバグ点検にコストがかかっているそうだが、それでも3980円×4万人で、ひと月当たり1億6000万円の月収、単純計算ではあるが、年商はなんと19億円以上にのぼる。

このほか、先月発売した著書『死なばもろとも』(幻冬舎)も売れていて、印税は数千万円になる可能性も。さらに国会議員となったことで調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の100万円と歳費を合わせた月229万円、さらに年間約600万円のボーナスもある。

経費部分を計算に入れなければ、年商20億円も夢ではない。これならギャンブルなどでかさんだとされる借金「3億円」もあっという間に返せそうだ。

ただし、ガーシーの本分は当初、金儲けではなく、ダークヒーローとして巨悪を晒す“革命”だったはずだ。先月、前出著書の編集者・箕輪厚介氏がセッティングした日本維新の会の音喜多駿政調会長との対談では、小泉進次郎衆院議員にシンパシーを感じ、

「見た目も男前だから彼が先頭をとってくれたらいい。彼が大きい声で『僕は言うこと聞きません』というスタンスでやってくれたら革命になる。彼が坂本龍馬になれば、俺は岡田以蔵になって、裏でバッサバッサ斬っていきますよ」

とラブコールを送っていたはずだ。

しかし、現状は巨額収入を手にする一方で、暴露ネタの拡散力は以前ほどは見られない。それまで主戦場にしていたユーチューブをBAN(閉鎖)されたことが大きいが、ほかにも要因がありそうだ。

「ガーシーがここまで有名になったのは、既存のメディアがこぞって暴露内容を取り上げ、報じたということも大きい。しかし、有料サロンに切り替わった今、その内容を報じることはできなくなった。お金が発生しているからです。

ガーシーは有料サロンで暴露したものの一部を“無料”のインスタで小出しにしていますが、それもほんの一部です」(スポーツ紙記者)

仮に爆弾ネタが投下されたとしても、メディアを取り巻く昨今の状況を鑑みると

「国が動くということにはなりえません。もっと言えば、ガーシーはチャンネル登録者200万人の人気ユーチューバーから、会員数4万人のサロン主になった。ユーチューブ動画は200万回再生もザラでした。

その破壊力からしたら、ガーシーの現在の発信力は10分の1以下になってしまう。濃いファンを抱えているのでビジネスとしては正解だが、それが、昔ほどの伝播力が見られなくなった要因でもある。芸能プロダクションや政界も、もう気にしていないようだ」(ワイドショー関係者)

という。今年2月、突如ユーチューブ界に現れたときのあの衝撃を、また取り戻すことがあるのだろうか――。

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