「撮られるから遊べない」巨人・坂本勇人が語っていた“本音”
巨人入団5年目の11年9月、『FRIDAY』の独占インタビューに応じた坂本。そこで、彼が語ったことは...
巨人・坂本勇人(32)に、女性への“性加害”が報じられているのはご存知のとおりだ。『文春オンライン』によれば、2年以上前に知り合った20代の女性と継続的に関係を持ち、避妊なしでの性行為を要求。妊娠した女性に堕胎を迫り、精神的に追い込まれた女性が自殺未遂を起こしてしまったという。
坂本は以前にもこうした醜聞が報じられた。『デイリー新潮』では、2018年2月に、宮崎県内のキャバクラでキャバクラ嬢に言い寄るも断られ、これに逆上した坂本が女性の肩や太ももに噛み付いたという事件が報じられている。
“紳士”球団巨人軍の“顔”ともいうべき坂本は、一体、いつからこのような“暴君”へと成り下がってしまったのか。
『FRIDAY』は11年、坂本が入団5年目の9月下旬に、独占インタビューを行なっている。そこで坂本はこんな“本音”を漏らしていた。当時のインタビューを以下に一部再録する。
「遊べないですよ!『FRIDAY』さんに撮られるから(笑)。遊んでたら撮るでしょ?」
ーー遊んでいるところに遭遇したら、もちろん撮ります。
「だったら遊べませんよ。僕のこと、狙ってますよね?」
ーー巨人のスーパースターですから。『FRIDAY』だけでなく、他の週刊誌も狙っていると思いますよ。
「そうなんですか?マジっすか!僕なんか撮っても絵にならないですよ。長野さん(現広島東洋カープ所属の長野久義)の方が絵になりますよ。……僕、本当に撮られてないですよね?」
ーー何もしてなければ撮られませんよ。
「じゃあ、何もしてないから大丈夫だ(笑)」
当時の坂本勇人はプロ入り後、初めてのスランプに喘いでいた。2年目に遊撃手のレギュラーに定着すると、3年目には打率3割6厘、18本塁打、62打点の好成績でベストナインのタイトルを獲得。4年目のシーズンでは31本塁打を放ち、フルイニング出場も果たし、年俸は1億円を超えた。入団5年目での大台突破は、高卒の野手としてはイチロー(48)、松井秀喜(48)に次いで史上3番目の早さとなる。
しかし、5年目のこのシーズン、坂本の成績は、打率2割6分1厘、16本塁打、59打点。シーズン終盤まで不振から脱することはできなかった。そんな中での独占インタビューだった。上記のやりとりは、「気持ちを発散させるために何か気分転換していますか?」という問いに対して、坂本が口にした本音だった。
「撮られるから遊べない」と言いつつ、実態は少し違ったようだ。
「当時、坂本はすでに西麻布(港区)界隈では、かなりの遊び人として有名でした。試合が終わると、見た目が派手な美女と焼肉店や水炊き店に毎夜のように繰り出していました。ただ、この2年前『FRIDAY』に当時、交際していたモデルの里海(36)との熱愛をスクープされたことで、警戒心はかなり強くなっていて、お店の人や友人に周囲を見張らせたりしてました(笑)。11年のシーズンは成績も振るわなかったので、巨人軍のチームメイトと繰り出すというよりは、単独行動の方が多かった記憶があります」(スポーツ紙記者)
インタビュー終盤で、
「伝統のある巨人軍のリードオフマンとして成績を残せないことにプレッシャーを感じないか」
そう聞くと、坂本は、
「そうですね。良くも悪くも報道されるのは今も昔も巨人と阪神くらいですよね。だからってプレッシャーになるということはないですね。悪ければ叩かれるのは当たり前ですし、良ければ良いことを書いてくれるし、それはそれでいいんじゃないですか、ハイリターンハイリスクで。僕は、絶対どっかでダメな年も来るだろうと思ってやっていたので、これも僕にとっては良い意味でのひとつの壁だと思っています。毎年、簡単に活躍できるとはそもそも思っていないので、今年の経験を活かせるか活かせないかで今後の自分も全然変わってくると思います。あんまりマイナスにはとらえていません。気にしないように努力してます」
と、言って微笑んだ。
この翌年、坂本は打率3割1分1厘、14本塁打、69打点と結果を残し、最多安打、ベストナインのタイトルを獲得。見事に壁を乗り越えたのだが、派手な遊びもこの頃から散見されるようになっていく。
今回の“中絶トラブル”に対して、坂本はどう責任をとるつもりなのだろうか。
- 写真:共同通信、桑田真