同じ背番号5 慶應高・清原和博の次男「父親を凌ぐ?意外な実力」 | FRIDAYデジタル

同じ背番号5 慶應高・清原和博の次男「父親を凌ぐ?意外な実力」

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現在も薬物のリハビリを続けている清原氏
現在も薬物のリハビリを続けている清原氏

プロ野球史上最多の196の死球を受けながら、通算2122安打を記録した父親譲りの執念だった。

9月17日に行われた、秋季高校野球神奈川大会の準々決勝。東海大相模戦の7回裏に打席に立った慶應義塾高の清原勝児(1年)は、右太モモの痛みをこらえながらレフト前へヒットを放った。試合後、勝児は報道陣へこう語っている。

「打席では痛かったのですが、出ている以上はやらなければなりません。気合いで打ちました」

前の打席で決勝点となるスクイズを決めた勝児だが、1塁へ走った時に右脚をつってしまう。痛みを堪えながらのプレーだったのだ。9月10日の上矢部戦では、公式戦初ホームランとなる満塁本塁打を記録。推定飛距離は100mを超えた。本人は、次のようにコメントしている。

「お父さんに、活躍を褒めてもらっています。良い報告ができるように頑張りたいです」

昨年4月に入学も1年生のワケとはーー

父親以上の活躍が期待される次男・勝児
父親以上の活躍が期待される次男・勝児

勝児の父親は西武や巨人などで活躍し、プロ歴代5位となる525本塁打を放った清原和博氏(55)だ。兄の正吾は慶應大2年で、新人戦に当たるフレッシュトーナメントで4番を任されている。

「勝児君の背番号は和博氏が巨人、オリックス時代につけていたのと同じ『5』。ポジションは3塁です。幼稚舎から慶應で、5歳の時から野球をやっています。小学生の時は『オール麻布』でプレー。プロ野球ジュニアトーナメントには、『巨人ジュニア』のメンバーとして出場していました」(スポーツ紙担当記者)

勝児が慶應高に入学したのは昨年4月だ。本来なら現在は2年生のはず。いまだに1年生の理由とはーー。

「名門・慶應高では、野球をやっていれば良いというワケにはいかず文武両道が求められます。すべての科目の平均値が、一定値に届かないと留年になってしまうんです。残念ながら勝児君は、わずかに単位が届かなかった。それでも本人は陽気で、アッケラカンとしています。周囲もネタにして、イジっているほどです」(同前)

勝児の身長は173cm。188cmの父親や186cmの兄と比べると小柄だ。本人は理想の打者を「お父さん」とし、理由を「左右どこにでも本塁打が打てますから。チャンスにも強い。ボクも父のような偉大なプロ野球選手になりたい」と話している。果たして、その実力はどれほどのものなのだろうか。

「慶應高の森林貴彦監督は『飛ばす力はチーム屈指』と話しています。ただ、父親のようなスラッガータイプではありません。(前述の)東海大相模戦でのスクイズなど、器用なバッティングで小技が得意。

父親の和博氏は、息子たちをこう評価しているようです。『上の子(正吾)は俺タイプの長距離打者。下の子(勝児)は(中日の監督で通算2480安打を記録したPL学園の後輩)立浪和義タイプやな』と。まだ高校1年生ながら活躍が注目され、伸びシロは大きいでしょう」(同前)

準決勝で対戦するのは、9月24日に行われる日大藤沢だ。この一戦に勝てば、父親が13本塁打を放った甲子園への出場に大きく近づく。

長男の正吾は慶應大学で活躍(画像:共同通信社)
長男の正吾は慶應大学で活躍(画像:共同通信社)
  • 撮影西 圭介 共同通信社

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