痴漢したうえで脅迫…女子高生を襲った28歳男の「魔の手口」 | FRIDAYデジタル

痴漢したうえで脅迫…女子高生を襲った28歳男の「魔の手口」

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痴漢行為だけでなく、被害者を脅迫までして犯行におよんだ市川容疑者。余罪についても取り調べが進んでいる
痴漢行為だけでなく、被害者を脅迫までして犯行におよんだ市川容疑者。余罪についても取り調べが進んでいる

「逃げても無駄だよ」

電車内で女子高校生の下半身を触るわいせつな行為をしたうえ、逃げる女子高校生を追いかけ脅迫したとして埼玉県在住のアルバイト、市川敏弥容疑者(28)が逮捕された。

事件が起きたのは今年6月。北区内を走行中のJR埼京線の電車内で、市川容疑者は女子高校生のスカートの中に手を入れ、10分以上にわたり下半身を触るなどの犯行におよんだ。

「市川容疑者は一連のわいせつ行為を行ったあと、さらに卑劣な行動に出ました。赤羽駅で降車してトイレに逃げ込んだ女子高生を待ち伏せし、トイレから出て駅から逃げる女子高生を300mも追跡。道中、『逃げても無駄だよ』『写真、拡散してもいい』などの脅し文句を投げかけたといいます。

埼京線は通勤・帰宅時間帯は毎日非常に混み合います。市川容疑者も当然そのことを知っていたはず。計画的な犯行と考えられ、さらなる余罪の有無などについても慎重に捜査が行われています」(全国紙社会部記者)

送検中は顔を伏せ、終始うつむいたままだった。取り調べには素直に応じているという
送検中は顔を伏せ、終始うつむいたままだった。取り調べには素直に応じているという

市川容疑者は取り調べに対し

「女の子を触りたいという欲求を抑えきれずにやってしまった」「脅かせば言うことを聞くと思った」

と供述し、容疑を認めているという。痴漢をしたうえで執拗に被害者を追い回しており、犯行は極めて悪質だ。はたしてどのような量刑となるのか。わいせつ事件に詳しいSINTO法律事務所の鈴木秀二弁護士が解説する。

「スカートの上から触ったというだけなら迷惑防止条例違反に該当し軽い罪ですみますが、スカートの中に手を入れているということですから、おそらく強制わいせつという事になります。また、追いかけて行って『写真、拡散してもいい』と被害者を脅していることから、脅迫罪も適用される可能性があります。強制わいせつだけなら被害者と示談が成立すれば初犯なら不起訴も十分あり得ますが、今回は悪質なので仮に示談が成立したとしても起訴される可能性もあります。強制わいせつと脅迫罪で立件された場合、初犯なら懲役2~3年で、執行猶予が付くことになると思います」

さらに鈴木氏は、再犯の可能性にも言及する。

「痴漢は何回もやっているうちに捕まるケースがほとんど。市川容疑者も今回は初めてではない可能性が高いです。ましてここまで大胆な犯行となると、それなりに犯行を重ね、バレないと思い込んでいたというふうにも考えられます。痴漢は再犯率の高い犯罪です。捕まって、そのときは『二度としない』と言っても、また捕まってしまう人は少なからずいるのが現実です」

新たな被害者を出さないためにも、市川容疑者には厳しい対処が求められる。

護送車へ乗り込む市川容疑者。再犯防止のためにも、厳格な処分が待たれる
護送車へ乗り込む市川容疑者。再犯防止のためにも、厳格な処分が待たれる
  • 写真蓮尾真司

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