千葉・松戸市 近隣住民が見ていた小1女児”失踪直前の様子”

「台風が接近していましたが、午前中は雨が降っていなかったので、近所の公園で子どもを外で遊ばせていました。ちょうどその時、キックスケーターに乗った女の子が公園の前を通っていったのを覚えています」(近隣住民A)

９月23日に千葉県松戸市に住む小学校１年生の南朝芽（みなみ・さや）ちゃんが行方不明になってから４日が経った。現在も警察は捜査員120名ほどを動員して、江戸川流域や松戸市内を中心に捜索を進めている。

朝芽ちゃんが行方不明となったのは23日の午前11時半頃。キックスケーターに乗り、いつも遊んでいるA公園に向かって朝芽ちゃんが家を出ると、彼女の後を追って母親も５分後に家を出てA公園に向かった。しかし、そこに朝芽ちゃんの姿はなかったという。

母親は知り合いと朝芽ちゃんを探したが３時間半たっても見つからず、午後３時頃に警察へ通報。その後も捜索を続けること１時間20分後、A公園から900ｍほど離れた江戸川河川敷近くのB公園(流山市)で、朝芽ちゃんのキックスケーターがポツンと置いてあるのが見つかった。

「この公園はいつも親子連れで賑わっています。小学校１年生くらいなら一人で遊ばせることも。午前中は晴れていたので私たちも公園にいて、朝芽ちゃんらしき女の子を見かけましたよ。午後から雨が降り出したから、あの子は一人で家に帰れたかなと気になっていたんです」(公園の周辺に住む住人)

新興住宅地に囲まれたB公園には小さな子供をつれた親子がいた。犬の散歩などをする人もちらほらおり、人目の多い場所だ。また、B公園の目の前には、すぐ江戸川河川敷があり、保護者らは子どもたちに川へ近づかないように注意していたという。

「このあたりの子たちは、子どもだけで川に近づかないよう言われています。ただ、子どもですからやはり衝動的にバーッと行ってしまうことはありますよね。実際に自転車を近くに止めて、河川敷のグラウンドで遊ぶ子たちもいますよ」(公園の周辺に住む住人)

今回行方不明となった朝芽ちゃんも、元気で活発な性格だったという。

「朝芽ちゃんを知る同級生の保護者らなどによると、彼女はニコニコとよく笑う子で、他の児童の保護者からも好かれていたようです。外で遊ぶのが好きで、近所の公園へ出かけては、走りまわったり、ボール遊びをしていたとか」(全国紙記者)

近所の住民らも彼女が元気に遊ぶ姿を目にしていたという。

「お母さんがそばにいて、A公園で一緒に遊んでいる姿をよくみかけました」(朝芽ちゃんを知るA公園の近隣住民)

失踪翌日の24日午前10時には、B公園から300ｍほど離れた河川敷の草むらから朝芽ちゃんのものと思われる靴と靴下が発見された。管轄の松戸署の副署長に話をきいた。

「靴と靴下は、隠されたり捨てられているような様子ではなく、その場で脱いだように見える状況で発見されました。今はまだ言えませんが、様々な情報提供があり、事故と事件の両方で捜査を進めています」

現在、この地域では、午後４時になると市内では朝芽ちゃんの捜索を呼びかけるアナウンスが響き渡り、周辺には車や自転車で彼女を捜索する市民や聞き込みを続ける警察官らで物々しい雰囲気に包まれている。また、朝芽ちゃんの家族も市民団体へ向け、捜査の協力を呼び掛けているという。

朝芽ちゃんは身長115㎝くらいで、痩せ型。自宅を出た時の格好は、薄ピンク色の半袖Tシャツ、青色の半ズボンだったという。

靴と靴下、お気に入りのキックスケーターも置いて朝芽ちゃんはどこへ行ってしまったのか。一刻も早い発見が望まれる。

情報提供先：松戸警察署　047－369－0110