ごぼうの党・奥野氏が「花束投げ捨て」て狙う次期衆院選と政権交代 | FRIDAYデジタル

ごぼうの党・奥野氏が「花束投げ捨て」て狙う次期衆院選と政権交代

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メイウェザーへの「花束投げつけ」騒動で注目を浴びる”ごぼうの党”奥野卓志氏(党オフィシャルHPより)
メイウェザーへの「花束投げつけ」騒動で注目を浴びる”ごぼうの党”奥野卓志氏(党オフィシャルHPより)

「日本の恥」「品性下劣」――。

そんな言葉を一身に浴びているのが、先の参院選で『ごぼうの党』を率いた奥野卓志氏だ。

9月25日に行われた『超RIZIN』(さいたまスーパーアリーナ)のメーン試合、プロボクシング元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザーと朝倉未来の一戦で、奥野氏がメイウェザーに贈呈するはずの花束をキャンバスに投げ捨てたのだ。

無礼な行為に格闘技ファンの怒りは爆発。ネット上では奥野氏に誹謗中傷が殺到する一方、表情変えず花束を拾ったメイウェザーに称賛の声が寄せられた。

大会終了後、超RIZINの榊原信行CEOは

「主催者として本当に予期せぬこと。ああいう行動に及ぶ品性下劣な行動の男を神聖なリングに上げたこと、花束贈呈はNFTチケットの特典としてついていたものだが、配慮が足りずに、日本国のレベルの低さをこういう形で表現してしまったのであるならば、日本中に謝罪しないといけない。本当にすみませんでした」

と謝罪。榊原CEOはすぐにメイウェザー側にも謝罪したといい

「花束を拾い上げてセコンドにトスしたメイウェザーのプロとしての、人間としての、男としての紳士的な行動に救われた。素晴らしい行動だった」

と感謝した。

ある意味、メーンの2人を“食ってしまった”奥野氏は、26日発行の東京スポーツで蛮行に至った理由を列挙。因縁は4年前のメイウェザーVS那須川天心戦からのようで、遅刻常習、金の亡者ぶりをあらわにするメイウェザーに怒り心頭で

「非礼には非礼で返した」

と説明している。

そんな奥野氏の野望は大きい。7月10日に投開票された参院選では『ごぼうの党』代表として挑戦したが、議席獲得には至らなかった。選挙後、奥野氏は

「自分たちを扱ってくれたのはスポーツ紙だけ。新しくチャレンジしてもほぼ勝てない」

と恨み節。それでも

「3年間で政権を取るために動く。若者を中心にインフルエンサーが賛同してくれて、2500万人、3000万人に支えてもらえば何でもできる」

と、3年後の衆院選に目標を定めることを宣言した。

参院選ではネット上で《#ごぼうチャレンジ》が広まり、俳優の山田孝之や山下智久、三浦翔平、芸人の宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村淳、歌手のGACKT、『ONE OK ROCK』Takaらが支援を表明。大きな話題となったが、公示直前まで立候補者の選定が進まなかったのが痛かった。

「参院選のミスを教訓に、奥野氏は次の衆院選では目玉候補者を早々に準備する。日本の選挙はいまだ高齢者が中心で、若者の投票率が低すぎる。

奥野氏は『選挙のフェス化』を掲げ、SNSをフル活用し、若者層の取り込みを図っていきたい考えだ。奥野氏の野望は大きく、最終的には自民党に代わる政権与党を目指しているといいます」(奥野氏を知る政界関係者)

今回の“花束投げ捨て”も奥野氏は東スポの取材に『ごぼうの党』の知名度アップが念頭にあったことを認めている。

「奥野氏は反米で知られ、メイウェザーに対しても個人的な遺恨以外の部分があったように思えます。米国にやりたいようにされる日本に危機感を抱いており、将来的に米国の判断で日本が未曽有の危機に陥ると確信をもって動いている。

今回の花束投げ捨てに対する批判も本人は想定済み。周囲には『いずれ自分のやったことが意味のあることだとわかる日が来る』と全く意に介していません」(スポーツ紙記者)

こんな調子で次の衆院選で支持を集められるかは不明だが、奥野氏の名前が多くの人の頭に刻み込まれたことは間違いないようだ――。

 

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