人気が一転「醜聞の妻」に…韓国大統領夫人「検察が捜査」のワケ | FRIDAYデジタル

人気が一転「醜聞の妻」に…韓国大統領夫人「検察が捜査」のワケ

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噴出する疑惑の数々に抗議デモまで起き窮地に立たされる尹大統領夫妻(画像:AP/アフロ)
噴出する疑惑の数々に抗議デモまで起き窮地に立たされる尹大統領夫妻(画像:AP/アフロ)

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の支持率低迷に、歯止めがきかない。

 世論調査機関「リアルメーター」によると、支持率は9月20日36.4%、21日34.8%、22日34.9%、23日32.8%と日を追うごとに下落傾向。要因の一つが、夫人である金建希(キム・ゴンヒ、50)氏に浮上している数々の疑惑だ。

「問題視されている疑惑は主に4つあります。1つが、韓国国内に販売権を持つ『ドイツモーターズ』の子会社をめぐる株価操作です。金夫人は10年10月から、投資顧問会社を通じて同社の約174万もの株を購入しています。2つ目が宝石などの申告漏れ。6月の北大西洋条約機構(NATO)諸国の歴訪時に身につけていたアクセサリー(総額約1000万円)が、資産に記入されていませんでした。

3つ目が論文の盗作疑惑です。韓国私立大学教授会連合会などが、国民大学テクノデザイン専門大学院で博士号を受けた論文が『盗作ではないか』と指摘。国民大学の『不正はない』という主張に異を唱えています。4つ目が外国訪問時の民間人同行。大統領府の人事担当秘書官の妻が民間人にもかかわらずNATO歴訪に同行し、大統領専用機に搭乗していたんです」(韓国紙記者)

この他にも金夫人には、経歴詐称や大統領府への知人採用など多くの問題が指摘されている。

愛用品が完売も……

「尹大統領が就任した当初(今年5月)、金夫人の人気は絶大でした。昨年12月に発足したファンサイト『ゴンサラン(建希愛している)』の会員数は当初3万人ほどでしたが、尹氏が大統領に就任してから10万人近くに。

ファーストレディになっても、繁華街の市場で食事をテイクアウトするなど庶民的な言動が支持されていたんです。私生活も自身のインスタグラムで気軽に公開しています。インスタに載った愛用の白いサンダル(約3500円)やスカート(約5500円)が話題となり、各ショップで完売に。韓国の大手通販サイトで『金建希』と検索すると、2500件以上がヒットするほどの人気ぶりでした」(同前)

ところが、続々と噴出するスキャンダルに人気が急落。韓国メディアでは「醜聞の妻」「汚れたファーストレディ」と酷評される始末だ。金夫人に迫る危機は、たんなる批判にとどまらない。

「野党は金夫人への攻勢を強めています。9月には『金建希特検法』を発議し、党則とすることを決定。国会が指名する特別検察官が、金夫人の疑惑を捜査、追及するというものです。世論調査では『特検が必要』と答えた国民は62.7%。『必要ない』と答えた32.4%を大きく上回っています。特検が適用されれば、尹政権にとっては大打撃。致命傷になりかねません」(全国紙国際部記者)

才色兼備のファーストレディが一転、捜査の対象になりつつある金夫人。国民の疑念は無視できないほどに大きくなり、首都ソウルでは大規模な抗議デモも起きている。

  • 写真AP/アフロ

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