玉川徹氏は”持論”を展開し…国葬「賛成派対反対派」深すぎる遺恨 | FRIDAYデジタル

玉川徹氏は”持論”を展開し…国葬「賛成派対反対派」深すぎる遺恨

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27日に武道館で行われた安倍元首相の国葬。近隣では反対派、賛成派のデモが入り乱れて…
27日に武道館で行われた安倍元首相の国葬。近隣では反対派、賛成派のデモが入り乱れて…

かつてこれほど後味の悪い葬儀があっただろうか…。

7月に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の国葬儀が9月27日に日本武道館で営まれた。

「参列はおよそ4200人。一般向けに設置された九段坂公園の献花台には全国から数万人が訪れ、数時間ならんでも結局献花できずに打ち切られた人も多くいました。奈良の銃撃現場にも当日は手を合わせる人が多くいましたね」(ワイドショー関係)

その一方で、武道館の会場の周りでは“国葬反対!”や“国葬粉砕!”などという大規模なデモ隊のシュプレヒコールが飛び交い警察官と揉みあいになった。それだけでなく、国葬賛成派の集団も激高して声を荒らげ、反対派とぶつかり現場は騒然となった。

デモ隊は武道館の周りだけでなく、大阪や奈良、九州など全国で反対の声を上げ続けた。

“憲政史上最長の首相”は国葬に値するという理由で、国会や国民に諮ることもなく、政府の中であっという間に決定された。

「事件直後は山上容疑者の供述がオープンになっておらず、旧統一教会の名前は伏せられていた。しかし一気に解禁になってからは、安倍さんが統一教会の関連団体に動画メッセージを送っているのを見て殺害を決意したことが明らかになり、山上容疑者の母親による法外な献金で破産したことも分かった。

ただひとつ言えるのは、統一教会の問題が表に出なくても、国葬反対のデモは起こったでしょう。安倍さんは現職の時から強烈なアンチの数が日本一多かったと思う。“モリカケ”問題、桜を見る会、河井克行・案里夫妻を巡る公職選挙法違反事件など安倍さんの責任がうやむやになったままやり過ごしていましたから、アンチの不満度は非常に高かった」(政治ジャーナリスト)

一方で友人の挨拶として菅義偉前首相の追悼の挨拶は日本中を感動に包み心を打った。

「覚悟と決断の毎日が続く中にあっても、総理、あなたは常に笑顔を絶やさなかった」

と声を詰まらせると、昭恵夫人も涙を見せた。SNS等でも“感動した”などと絶賛されている。

しかし28日の『モーニングショー』(テレビ朝日系)では、コメンテーターの玉川徹氏が

「胸に刺さる言葉がありました。既成事実として残る」

と指摘した上で

「これこそが国葬の意図」

と持論を展開。司会を務める羽鳥慎一は

「私はここの部分だけは違う感じがしたなと、思いましたけどね」

と意見が分かれた。

国論を真っ二つに二分し、お互いが激しくぶつかりあったこの国葬。何事もなく無事に終えたとは到底言えず、深い遺恨だけが残った。

10月3日に召集予定の臨時国会では、野党から旧統一教会の問題だけでなく、国葬の法的根拠や警備費の公表などの追及が強まるとみられ、岸田政権としては正念場となりそうだ…。

  • 写真代表撮影/ロイター/アフロ

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