安倍総理 広島豪雨被災地を“傲慢視察”の一部始終 | FRIDAYデジタル

安倍総理 広島豪雨被災地を“傲慢視察”の一部始終

信号をオールグリーンにして道路は大渋滞 視察したのは舗装されたキレイな道路 首相のために用意された新品タオル このまま「総裁3選」を許していいの?

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「(被災地を)早く良くしてください」と声をかけられると、「ハイハイ」と気の抜けた返事をしていた

「私らは泥だらけのデコボコ道を乗り越えて毎日生活しとるのに、安倍さんが歩くのは整備されたピカピカの道だけ。あれじゃあ、私らの気持ちなんてわかるわけないじゃろう」(呉市在住の50代男性)

「赤坂自民亭」の一件で失墜した信頼を回復するため、7月11日に岡山県、7月21日に広島県と、西日本豪雨被災地を視察したものの、「人気取り」と逆に批判を浴びた安倍晋三首相(63)。どうやら今回の視察も、失敗に終わったようだ。

8月5日、自衛隊機で広島空港に降り立った安倍首相は、東広島市の崩落現場などを視察した後、呉市内にある避難所「天応まちづくりセンター」を訪問した。だがここで、その”傲慢視察”に被災者からの不満が噴出したのだ。

「朝から、呉市や防衛省、警察の職員が慌ただしくお出迎えの準備をしているので、何かあるのかなと思ったら安倍さんじゃった。職員たちはみんな浮ついていて、私たちのことは二の次状態でした」(避難者の40代女性)

「避難所の入り口には、外から戻った人が泥を落とすためのタオルが敷かれているんですが、視察の日は、安倍総理用に新品のものが用意されていました。首相のためのタオルじゃないのに……。なんで私たちがもてなしてあげなきゃいけないんですかね」(避難者の20代男性)

前日の8月4日には、ジャニーズの木村拓哉(45)、三宅健(39)、生田斗真(33)の3人も同じ避難所を訪問。被災者の生活を気遣って謙虚に大人しく振る舞っていただけに、安倍首相との差はなおさら際立ったという。前出・呉市在住の50代男性が語る。

「一番疑問だったのは、安倍さんが通るときに信号を全部青にしよることです。高速が通行止めになったり、電車が不通になったりで、豪雨以来、呉市内の道は大渋滞になっている。でも、安倍さんがクルマで通るときは、10分前くらいから信号を全部青にして、他の一般車は全部足止め。復旧作業の自衛隊も渋滞のなか来てくれちょるのにね。正直、これなら視察なんて来てくれないほうが良かった、というのが本音です」

最も”忖度”しなければいけない被災者の気持ちを無視し、自分勝手な訪問を続けた安倍首相に、政治ジャーナリストの角谷浩一氏もこう苦言を呈する。

「総裁選のための『人気取り訪問』としか思えない、という当然の国民感情が理解できていない。しかし最も問題なのは、それを注意する者も自民党内にいないということです。このまま3選を果たせば、ますます周囲がモノを言えない状況は顕著になるでしょう」

9月20日の総裁選で予想通り圧勝を果たしてしまえば、安倍首相の傲慢ぶりはますます酷(ひど)くなりそうだ。

首相と同じ避難所を訪問した木村、三宅、生田らジャニーズの面々は、謙虚な態度が被災者から好評だった

避難所を視察後、首相は高級ホテルで岸田政調会長と会食し、スイートルームに宿泊した

いまだ家が土砂に埋もれたままの地域もあり、住民や自衛隊が連日泥まみれで復旧作業を行っている

本誌未掲載カット

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写真:時事通信(3枚目写真)

 

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