千葉ロッテ・レアードが見せた微笑ましすぎる”家族オフショット”
8月9日の夕暮れ時、六本木ヒルズ(港区)近くの路上を仲睦まじく歩く外国人ファミリーがいた。場所柄それほど珍しくない光景だが、父親のひときわ胸板の厚いガタイの良さに、すれ違う人たちも思わず振り返るほどだ。それもそのはず、男性は、千葉ロッテマリーンズのブランドン・レアード選手(35)だ。
「メジャーではあまり活躍できませんでしたが、来日してから開花した典型的な日本型野球に合った外国人選手の一人です。日ハムに入団し、’15年のシーズンから出場。お寿司が大好きで、ホームランを打ったら寿司を握るポーズが大ウケし、札幌のファンの心を掴みました。’15年に本塁打34本、’16年には39本で本塁打王に輝き、チームの主力選手となりました。’19年に千葉ロッテに移籍し、主軸として活躍。’21年も29本塁打を打ちました」(スポーツ紙記者)
この日、チームはオフ。愛妻家で子煩悩としても知られるレアードがファミリーデイに選んだのは六本木でのショッピングだったようで、3人は六本木の街を散策するように歩いていた。小さな息子が時折、バットを振るようなポーズをすると、レアードは何か息子に語りかけている。その度に「こう?」と、息子は身体を動かし、「そうだ。それでいいぞー」という感じで相槌を打っていた。
今シーズンのロッテは、3年ぶりのBクラスで終戦を迎える。その要因の一つが、外国人選手の相次ぐ離脱だったわけだが、レアードも例外ではなかった。1軍と2軍を行ったり来たりで、打率.189、本塁打15本でシーズンを終えた。あと2本で200本塁打というところまで来ているが、来年の契約については今の所、未定。10月3日には帰国したことが報じられた。
もしかしたら、これが日本での最後のファミリーショットになるかもしれない。ファンとしてはぜひ来季、日本のどこかの球場でメモリアルアーチを観てみたいものだが…。
