香川照之『六本木クラス』終了 謝罪会見にベストタイミングなワケ | FRIDAYデジタル

香川照之『六本木クラス』終了 謝罪会見にベストタイミングなワケ

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ドラマ『六本木クラス』が終了し、しばらくはテレビから姿を消すことになる香川照之だが…
ドラマ『六本木クラス』が終了し、しばらくはテレビから姿を消すことになる香川照之だが…

人気ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)は、9月29日の放送で最終回を迎えました。これにより、女性への不祥事でCMや朝の情報番組を降板した俳優の香川照之さんは、しばらくテレビから姿を消すことになりそうです。

きっかけは8月下旬に週刊新潮が報じた銀座のクラブでのホステスさんに対するセクハラ行為でした。その翌週には新潮だけでなく週刊文春からも続報が出て、香川さんは万事休す。事実上の活動休止状態に追い込まれました。

「3年前の事案であることや、ホステスさんが民事で訴えたのは香川さんでなくお店側だったこと。しかも、すでに示談が成立していることから、CMスポンサーは様子見していました。

実際に彼は金曜レギュラーMCの情報番組『THE TIME,』(TBS系)で“生謝罪”を行ったものの、そのまま出演を続けました。ですが、世間の厳しい声は収まることなく、結局、CMは次々と放送打ち切り。『THE-』も降板せざるを得なくなったのです」(スポーツ紙記者)

確かに当初は香川さんに同情的な声があったのも事実です。ですが、不思議なことに日を追うごとに彼への厳しい言葉がネット上にあふれていきました。

きっかけは『THE TIME,』での謝罪だったように思えます。多くの人たちは

“さすがにニュースを扱う情報番組は降板するだろう”

と考えていたのだと思います。ですが、香川さんは放送をそのまま続け、“お咎めナシ”の状況になっていました。それに、ネットなどを中心に批判の声が高まったように思います。

今となれば「たら、れば」かもしれませんが、“生謝罪”の時点で情報番組だけは自主降板していれば、謝罪と反省の意を言葉だけでなく、態度で示せたと思います。そうしていれば、世間の印象はだいぶ違ったはずです。

テレビからは姿を消すことになりそうな香川さんですが、11月18日には久々の主演映画『宮松と松下』の公開が控えています。現状では、この作品に関しては予定通りに公開される見通しです。ある映画関係者は、

「この作品は前評判が高く、スペインの映画祭で絶賛されたことが報じられました。それ以前に国内での試写会でも、関係者や評論家などから高評価を得ていました。今回のスキャンダルがなければ、間違いなく多くの映画賞にノミネートされる作品です」

と話しています。

役者としての実力は誰もが認めるところ。しかも、評判の高い映画の公開を控えているわけですから、名誉挽回には大きなチャンスと言っていいでしょう。

ですが、そこで引っかかってくるのが、世間の声です。実際にCMスポンサーを“放送中止”に傾かせたのも、この“声”でした。

そのためにも、ぜひ、ドラマの終わったこのタイミングで謝罪会見を行うべきです。

『六本木クラス』の放送中は番組スポンサーの手前、謝罪会見などを開くのはご法度です。ですから、ドラマが終わって映画が公開されるまでの1か月間がベスト。まさに“今でしょ!”です。

「世間は今、旧統一教会など政治的な話題で持ち切りです。そんな空気感は香川さんにとっても追い風になりそうです。

というのも、謝罪会見が話題になる期間が短くなる可能性が高いこと。そして、旧統一教会との関係性で煮え切らない態度の政治家に国民の怒りが向いている中、スパッと自ら謝罪会見を行えば、“潔い”という印象を持つ人も一定数いるでしょうね」(ワイドショー関係者)

きちんとケジメをつけない状態での復帰は、また騒動を蒸し返される公算が大きいでしょう。ましてや、復帰ありきの謝罪会見など、失敗するのは当たり前です。

酔っぱらっているからといって、女性へのセクハラは絶対に許されるわけではありません。ですが、復帰が全く許されない世の中というのも“いびつ”ではないかと思います。

残念ながら、テレビや雑誌インタビューでの一方的な謝罪は、なかなか受け手に響くことはありません。謝罪会見をすることにより反省した姿をファン、視聴者など多くの人たちに見せることが、復帰への大きな一歩になることは、間違いないと思います。

  • 取材・文荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)

    ‘75年埼玉県出身。夕刊紙、女性週刊誌の記者、編集者を経て現職。テレビやラジオにも出演中

  • 写真Pasya/アフロ

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