オーディション番組で5500人の頂点に!女優・幸澤沙良の素顔 | FRIDAYデジタル

オーディション番組で5500人の頂点に!女優・幸澤沙良の素顔

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「女優になりたいという夢はありましたが、私には無理なんじゃないか、と思い始めていたんです。今回のオーディションを受ける時には、落ちたら夢をあきらめるつもりでした。演技には自信がなかったのですが、是枝裕和(これえだひろかず)監督に『セリフがない時の演技や表情が良い』と評価していただいたことで、最後までやり抜くことができました」

こう語るのは、TBSのオーディション番組『私が女優になる日_』season2でグランプリに輝いた高校2年生の幸澤沙良(こうざわさら)(17)だ。この番組は同局が手掛けるスター育成プロジェクトで、視聴者投票を中心に進行。グランプリ受賞者にはドラマの主演が約束される。一部オーディションの監修をし、演技指導を担当したのが是枝監督だ。

Profile こうざわ・さら/’05年、神奈川県生まれ。TBSのオーディション番組『私が女優になる日_』season2でグランプリに輝いた。秋元康氏が企画・原案を務めるドラマ『差出人は、誰ですか?』の主人公役でデビュー
Profile こうざわ・さら/’05年、神奈川県生まれ。TBSのオーディション番組『私が女優になる日_』season2でグランプリに輝いた。秋元康氏が企画・原案を務めるドラマ『差出人は、誰ですか?』の主人公役でデビュー

「グランプリになった後も監督から励ましのビデオレターをいただき、本当にうれしかったです」

絶賛したのは是枝監督だけではない。プロジェクトの総合プロデューサー・秋元康氏も「自然な演技には今の女優さんにないものがあった。素直な吸収力がある」と高く評価した。

そんな彼女が女優デビューするドラマは、秋元氏が企画・原案のよるおびドラマ『差出人は、誰ですか?』(TBS系10月10日スタート)だ。担任の国語教師が突然「手紙ゲーム」なるものを提案。生徒たちが出す差出人不明の手紙によって、次々とクラスの秘密や問題が暴露されるというストーリーである。幸澤が演じるのは、目立つことが嫌いで、ことなかれ主義な主人公の女子高生・美月(みつき)だ。

彼女が撮影時の苦労を語る。

「美月は普通の女子高生です。演技で『普通』を表現するのが今の一番の課題ですね。頭で考えるのではなく、その場で感じた気持ちを大切にするのが『普通』に一番近いんじゃないかと思って取り組んでいます」

長編ドラマ撮影は人生初の経験だ。

「クランクインの時は右も左もわからず、緊張でカチコチでした(笑)。先生役の柄本時生さんや共演者の皆様に声をかけていただき、現場に少しずつ慣れてきたところです。アドリブが皆さん素晴らしくて、勉強の毎日です」

そんな初々しい表情を覗かせる彼女には、意外な一面があった。

「趣味はホラー映画を見ることです。部屋の電気を全部消し、映画館のようにして一人で見ちゃいます。結構イッキ見するんですが、休日は一日中ホラー映画だけを見るなんてこともあるんです。『なんか悩んでるの?』とか言われちゃうんですけど、そんなことはなくて、あのドキドキ感がたまらないんですよね(笑)」

最後に将来の目標を聞いた。

「広瀬すずさんのような、見る人に勇気を与えられる女優になりたいです。ドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ系。’15年放送)での広瀬さんの鬼気迫るスピーチは、女優に憧れるきっかけの一つになりました。あとは、趣味の流れになるんですけどホラー映画に出たいですね。驚く表情は普段から特訓しているので自信があります(笑)」

幸澤沙良のシンデレラストーリーは、始まったばかりだ。

学校ではテニス部に入っていた。「よく文化部っぽいって言われちゃうんです」とはにかんだ
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FRIDAY20221014日号

  • PHOTO濱﨑慎治

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