『親愛なる僕へ殺意をこめて』山田涼介がハマり役な「納得の理由」 | FRIDAYデジタル

『親愛なる僕へ殺意をこめて』山田涼介がハマり役な「納得の理由」

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『親愛なる僕へ殺意をこめて』  原作:井龍一 作画:伊藤翔太

10月5日から放送開始となる『親愛なる僕へ殺意をこめて』(フジテレビ系)で、『Hey! Say! JUMP』の山田涼介(29)が6年ぶりにフジテレビ系ドラマの主演に帰ってくる。

『親愛なる僕へ殺意をこめて』の原作コミックは、「ヤングマガジン」と「コミックDAYS」で足掛け3年間連載され、累計130万部を突破した人気サスペンス作品。2020年9月に連載終了したあとも映像化希望の声が根強く、満を持してのドラマ化となる。

作中で山田が演じる主人公・浦島エイジは、「人生楽しんだもん勝ち。楽しければそれでいい」が信条のお気楽大学生。ある朝自分の部屋で目覚めると、隣に美少女・雪村京花(門脇麦・30)が眠っていて驚いた。どうやら前の晩、自分から告白して京花と付き合うことになったらしいが、エイジ本人にはまったく記憶がなかったのだ。単純に記憶がないならまだしも、エイジにはある秘密があった。彼の父親は、15年前に世間を震撼させた猟奇的連続殺人事件“LL事件”の容疑者だったのだ。そのせいでエイジは、ひどいイジメや嫌がらせに遭いながら生きてきた。美人な恋人の存在はうれしいものの、「記憶がない」ことに引っかかりを覚えるエイジ。そしてその予感は、“LL事件”と酷似した殺人事件の発生という、最悪な形で現実となる……。骨太なサスペンス要素に加え、複雑に絡み合う人間ドラマや恋愛要素が魅力の作品なのだ。

 

山田涼介が適任すぎる「3つの理由」

『親愛なる僕へ殺意をこめて』第1話より。複雑な過去を抱える主人公・浦島エイジを、山田はどう演じるのか

2004年の芸能活動開始以来、数々のドラマで活躍してきた山田。今年でデビュー17年のキャリアを誇るが、サスペンスは馴染み深い題材だ。2006年のテレビドラマ初出演作である『探偵学園Q』(日本テレビ系)に始まり、『古畑中学生』(フジテレビ)で古畑任三郎を、『金田一少年の事件簿N(neo)』(日本テレビ)で四代目金田一 一を演じるなど、サスペンス系ドラマへの出演経験は豊富。シリアスで緊張感のあるシーンは得意中の得意だ。

漫画原作作品との親和性も高く、劇場版『暗殺教室』では主要キャラの潮田渚役で第39回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。劇場版『鋼の錬金術師』では主人公のエドワード・エルリック役で第91回キネマ旬報ベスト・テン・新人男優賞に輝くなど、その実力は専門家にも漫画ファンにも広く認められる。またジャニーズJr.時代の下積み経験からか、かなりの努力家だという山田。与えられた激しいアクションも自ら精力的にこなすところも、制作スタッフ陣やファンから熱い支持を受ける要因になっている。

『親愛なる僕へ殺意をこめて』第1話より。門脇麦演じる美少女、雪村京花にも注目だ

さらに29歳にして磨きがかかった美麗な容姿と、バラエティ番組などでみせるポンコツぶりのギャップも魅力だ。『もみ消して冬』シリーズ(日本テレビ系ドラマ)では、家の外ではエリート警察官、家の中では落ちこぼれというセレブ一家の末弟役を熱演。難しいギャップのあるキャラクターだったが、持ち前のコメディアン資質をいかんなく発揮した。今作で演じるエイジは、どこにでもいそうな平凡で楽天的な大学生である一方、加害者家族として過酷なイジメに堪えてきたという二面性を持っている。コミカルさとシリアスの両方を求められる今作において、まさにうってつけの存在と言えるだろう。

15年前の猟奇殺人事件の容疑者の息子として、現代で起こる怪事件に巻き込まれていくエイジ。はたして事件の真相はなんなのか。山田の熱演を楽しみながら、その行方を見届けたい。

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  • 取材・文中村美奈子

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