床下で遺体の義母を装い…5歳児死亡させた女「6度目逮捕のワケ」 | FRIDAYデジタル

床下で遺体の義母を装い…5歳児死亡させた女「6度目逮捕のワケ」

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6度目の逮捕となった石井容疑者
6度目の逮捕となった石井容疑者

実に6度目の逮捕となった。

今年1月に同居する柿本知香被告(31)の息子(当時5歳)を死亡させ、遺体を自宅敷地内に埋めたとされる石井陽子容疑者(55)だ。石井容疑者は、これまでに傷害致死、遺体遺棄、暴行などの罪で起訴されている。石井容疑者とともに、内縁関係にあった丹羽洋樹容疑者(35)も再逮捕された。

「石井容疑者が最初に逮捕されたのは今年3月です。同居していた丹羽容疑者や柿本被告の3人で、埼玉県本庄市の自宅の床下に5歳児の遺体を埋めたとされます。シングルマザーの柿本被告が、両容疑者のもとへ移り住んだのは昨年4月。男児と一緒に、4人での同居生活が始まりました。

虐待の疑いは、以前からありました。昨年9月には、市内の飲食店から市役所に連絡が入っています。『男の子が店にくるたびに男性から激しく叱られている。食事も与えられず正座をしながら。母親らしい女性は、その様子をスマートフォンで撮影していた』と。市は柿本被告と面談。彼女は『言うことをきかないので同居する男性に注意してもらっていた』と説明したそうです」(全国紙社会部記者)

5歳児は、母親らから暴行を受けて亡くなったと思われる。警察の捜査などで疑われていたのが、石井容疑者の洗脳だ。

「トラブルを抱えた人の話を熱心に聞き、信頼を得る。その後『自分は裕福で恵まれた人間だからアナタを幸せにできる能力がある』と説き、思い通りに相手を操るそうです。中には、大金を無心された人もいると聞いています。石井容疑者の周囲には、行方不明になった人たちが何人もいるんですよ」(同前)

5~6年前から姿が見えず……

この言葉が現実となったのは今年3月だ。男児を捜査する過程で、床下から死後数年たった高齢女性の遺体が見つかったのだ。

「死後、少なくとも3年はたっていたそうです。DNA鑑定の結果から、石井容疑者の義母とみられます。

近隣住民によると、義母と思われる女性は石井容疑者から虐待を受けているようだったとか。『殺される!』『押し入れに閉じ込められる!』と叫びながら、裸足で逃げ出す姿がたびたび目撃されています。石井容疑者が自転車で義母を探すただならぬ様子に、住民が警察へ通報したこともあったそうです。石井容疑者は『認知症で徘徊しないようにしている』などと話していた。義母の姿は、5~6年前からパタリと見なくなったそうです」(同前)

10月4日に6度目の逮捕となった石井容疑者の犯行は、遺体となって発見された義母に関係している。石井容疑者は義母が生きているかのように装い、年金を不正に受給していたのだ。埼玉県警捜査1課が、金融機関や厚生労働省年金局の取引状況を調べると、石井容疑者が義母の名義でキャッシュカードを使い年金を引き出していたことがわかった。

「受け取った年金は572万円にのぼります。20年2月から今年2月にかけ、13回にわけカネを引き出していました。さらに年金生活者支援給付金を義母名義で請求し、14万円をだまし取った疑いも持たれています」(同前)

県警は、石井容疑者らが受給した600万円近い不正金の詳しい用途を調べている。

  • 撮影蓮尾真司

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