石橋静河らとともに…『鎌倉殿』で注目!二世タレントの意外な父親 | FRIDAYデジタル

石橋静河らとともに…『鎌倉殿』で注目!二世タレントの意外な父親

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大河ドラマで存在感をみせる石橋。21年10月撮影
大河ドラマで存在感をみせる石橋。21年10月撮影

いよいよ最終章に突入したNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。

今作において特徴的なのは、権力争いと粛清の時代ゆえ、主要人物があっさり殺され早々に退場していくところにあるだろう。それに伴い新たなキャラクターも次々と登場するため、なかなかに登場人物が多い。もっとも名を売るチャンスの場所でもあるNHK大河だが、それゆえ爪痕を残せずに去っていく役者も多いように見受けられる。

そんな中で奮闘しているのが、有名人の親を持つ二世俳優たちだ。実は『鎌倉殿』は、昨今注目の実力派二世俳優が多く登場しているのも、密かな見どころなのである。

そこで芸能関係専門の記者・編集者たちに、活躍が印象的だった二世俳優について取材をしてみた。

「今作で最初に注目された二世俳優は、原田美枝子と石橋凌を両親に持つ石橋静河(28)でしょう。独特のアンニュイな雰囲気と高い演技力で、今もっとも引っ張りだこの二世俳優です。

その彼女が演じたのが、義経の愛人・静御前。今までにないはすっぱな静で話題になりましたが、それ以上に惹きつけられたのは、その静が最後に頼朝の前で舞を舞ったとき。上手く舞えば正体がバレて殺される。それが分かっていながらの覚悟を決めた舞でしたが、これが素晴らしかった。もともと彼女はクラシックバレエを習っており、ダンサーになることを目指していたほど。それだけにあの悲しくも凛とした舞は、彼女でなければ生み出すことができなかったものだと思います」(ライター&コラムニスト)

Vシネマの帝王の娘も……

他にも、2人の若手二世俳優の名前が多く挙がった。

「一人は、坂口健太郎演じる北条泰時の妻・初役の福地桃子(24)です。彼女はあのVシネマの帝王・哀川翔の娘。ですが父親の力を借りたくないと、あえて父親とは違う事務所に入り、大河に出演するまでになった頑張り屋です。今作でも彼女の芯の強さが、頼りない泰時に発破をかける初役とよく合っていて、いい味を出していますね。

もう一人は、間もなく登場する寛一郎(26)です。彼が演じるのは、二代目鎌倉殿の次男・公暁。歴史では、三代目鎌倉殿である叔父の実朝を暗殺しています。そんな、今後の鍵となる人物を演じる寛一郎とは何者かといえば、あの、序盤で頼朝に殺されてしまった上総広常こと、佐藤浩市の息子なんです。つまり、三國廉太郎の孫でもあるということ。時間差での親子出演となりましたが、そんな超サラブレットでもある寛一郎がどんな演技を見せるのか。これは見逃せないですね」(芸能ライター)

しかし、実はもう一人名前が挙がった意外な俳優がいる。それは、弁慶を演じた佳久創(かく・そう、31)だ。

「まだまだ知らない人も多い俳優さんだと思いますが、実は彼の父親は、中日ドラゴンズにいたあの台湾出身ピッチャー・郭源治(かく・げんじ)さんなんです。昭和世代ならきっと、『おお、あの!』と思うことでしょう。息子である佳久創も、元スポーツ選手でラグビーをやっていました。

その体格の良さを生かしての、今回の弁慶役抜擢。最期では体に板を巻いてにんまりと笑って死出の戦に出る。あのシーンは強烈な印象を残しましたよね。お父さんに似て愛嬌のある印象的な顔立ちをされているので、今後もいろいろな作品で存在感を放っていくのではないかと注目しています」(テレビ誌編集者)

親の七光りで活躍できたのは過去の話。今や芸能界は、二世俳優による戦国時代と化しつつあるようだ。

  • 取材・文奈々子

    愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • 撮影足立百合

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