<figure id="attachment_269677" aria-describedby="caption-attachment-269677" style="width: 1477px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a3d7e31e"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/IMG_1507.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269677" class="wp-caption-text">精悍なマスクは健在！</figcaption></figure>
<p>平成の時代にヒット曲を連発したシンガーソングライターの中西圭三（57）。<br>
彼が創った「Choo Choo TRAIN」や「タイミング～Timing～」は時を超え、令和のティーンたちに愛され、TikTokでバズっている。</p>
<p>そんなヒットメーカーを病魔が襲ったのは、今年5月のことだった。</p>
<p><span class="strongInContent">「母の日の夜に突然、下血しました。初めての経験だったので、翌日すぐ病院にかけこんでいろいろ検査をうけたのですが、下血の原因はわかりませんでした。でも、この時に撮ったCTで気になる影がみつかったんです」</span></p>
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<p>精密検査の結果、下された診断は「胸腺腫（きょうせんしゅ）」だった。<br>
胸腺は胸の真ん中にある胸骨の真下、心臓の上にある。胸腺腫は胸腺の中にできる腫瘍で、自覚症状はほとんどないという。</p>
<p><span class="strongInContent">「ふと、大学時代の記憶が蘇りました。音楽を諦めて就職をしようとしたことがあったんですが、母が止めてくれたのです。『あなたは音楽がやりたくて岡山から東京に出たんじゃないの？』と。音楽の道へ戻るよう背中を押してくれました。今回も母の日に下血があって病気がみつかった。母はもう亡くなっているんですが、天国からまた助けてくれたのかな、と思いました」</span></p>
<p>腫瘍は4ｃｍと大きく、胸腺ごと取ることになった。医師にすぐ手術するよう促されたが、実際に摘出手術が行われたのは診断から３ヵ月後の8月に入ってからだった。そこには「6月～7月に予定されていたコンサートに穴を開けられない」という、中西の音楽への強い想いがあった。</p>
<p><span class="strongInContent">「肋骨を切開して胸腺を摘出するとなると身体への負担が大きくなるので、お医者さんがすごく考えてくださって、なるべく傷口が小さくてすむように最新の内視鏡手術支援ロボット『ダヴィンチ』を使って摘出手術を行うことになりました。今後の歌手活動に影響がないか不安はありましたが、お医者さんが『以前も音楽をしている方の手術をしましたが、きちんと復帰されていますよ』とおっしゃったので、お任せすることにしました」</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="術後に激増したボイスメモ"></div>
<p>手術時間はおよそ5時間に及んだ。しかし、翌日には歩けるほど回復は早く、およそ1ヵ月には武道館に立っていた。今はだるさや、しんどさを感じることもないという。</p>
<figure id="attachment_269680" aria-describedby="caption-attachment-269680" style="width: 1477px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="38370085"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/IMG_1509.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269680" class="wp-caption-text">NHKの教育番組にも多数の楽曲を提供している</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「こうして病気になって、今まで通りにいかなくなったことは少なくありません。ただ、そのぶん、『今の自分にできる役割を精一杯やろう』という気持ちが強くなりました。</span><span class="strongInContent">最近では”ままならない自分”も認めてあげたいと思う気持ちも生まれています」</span></p>
<p>健康のために早起きし、ウォーキングをするようになった。SNSに日の出の写真をアップしたりしているという。</p>
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<p><span class="strongInContent">「実は歩いている時に、いいフレーズが降りてきたりするんですよ。その場でスマホのボイスメモに吹き込みます」</span></p>
<p>中西のスマホにはボイスメモがぎっしり保存されていた。”降りてきた”歌詞を録音したり、思いついたメロディを口笛で吹きこんでいるのだという。ボイスメモのタイトルは「降りてきた」場所になっていた。再生してみると、口笛なのに完璧な音階で構成されていることに驚いた。鼻歌バージョンもあった。今後、披露されることはあるのだろうか。</p>
<p><span class="strongInContent">「10月18日に紀尾井ホールでcobaさんプロデュースの蛇腹楽器200年祭に出演します。タップダンサーに和楽器、素晴らしいアーティストたちとのセッションもあります。何が起きるかわからない音楽のぶつかりあいの面白さがありますので、ぜひ情熱を感じに来てください！」</span></p>
<figure id="attachment_269683" aria-describedby="caption-attachment-269683" style="width: 996px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="292fa46a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/nakanisikeizou55555.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269683" class="wp-caption-text">渾身のChoo Choo TRAIN</figcaption></figure>
<div class="expapp-no-provided-scope expapp-no-provided-scope-start"></div>
<p style="text-align: left;">リハでは、中西と共演者が「Choo Choo TRAIN」のあの振り付けにチャレンジ（？！）するも、「五十肩で腕があがらない！」と周囲を笑わせる場面があった。大病を経た中西の「精一杯」、一見の価値がある。</p>
<div class="expapp-no-provided-scope expapp-no-provided-scope-end"></div>
<figure id="attachment_269684" aria-describedby="caption-attachment-269684" style="width: 999px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="9f752b4d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/nakanisikeizou252525.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269684" class="wp-caption-text">ライブのリハ風景</figcaption></figure>
<figure id="attachment_269685" aria-describedby="caption-attachment-269685" style="width: 1477px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="ce08a71b"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/10/IMG_1508.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-269685" class="wp-caption-text">驚異の回復力で現場復帰を遂げた</figcaption></figure>


１５年以上、テレビとラジオの世界を漂流している放送作家

愛田プリン

今年の５月、大量の下血で胸腺腫が発覚した中西圭三。折しも母の日に発覚したことで中西には思うところがあった。母に救われたのはこれで２回目だというのだ。大病を経て変わったこと、変えたこともプラスに捉えて中

4cmの胸腺腫から復帰！中西圭三「天国の母が僕を救ってくれた」

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