朝ドラや『DCU』の人気脚本家 元不倫相手と巨額ドロ沼訴訟中
青柳祐美子 ドラマさながら3000万円泥沼訴訟
まるでドラマのような愛憎劇だ。
25年以上にわたり第一線で活躍する脚本家の青柳祐美子氏(52)が、元不倫相手の男性とドロ沼の裁判に陥っていることが明らかになった。
「青柳さんは今まで20本以上のテレビドラマを手掛けてきた売れっ子脚本家です。’03年にNHK連続テレビ小説『こころ』を史上最年少の33歳で担当し、一躍脚光を浴びた。今春には阿部寛さん(58)主演の日曜劇場『DCU』(TBS系)を担当。平均視聴率14.4%を記録するなど、高い評価を受けています」(芸能プロ関係者)
そんな輝かしい経歴を持つ青柳氏が抱えるドロ沼裁判とは――。トラブルのきっかけは、’16年に青柳氏がハマりこんだ「道ならぬ恋」だった。
「青柳さんは’16年春頃、通っていたスポーツジムで高級雑貨の輸入を行う貿易会社の社長・Aさん(40代)と知り合いました。同年の年末には男女の仲に発展し、交際は’20年秋頃まで続いたそうです。交際当時からAさんには妻子がいましたが、青柳さんはそれも承知の上だった。また、青柳さん自身も、パートナーがいるとAさんに明かしていたそうです」(A氏の知人)
しかし、A氏が脳梗塞を患ったことをきっかけに「妻との関係をやり直したい」と青柳氏に打ち明けたことで、二人の関係は終わりを迎えた。’20年9月には激しい口論となり、警察が出動するまでの騒ぎに発展。同年12月、A氏は検察によって起訴された。
「裁判記録によると、’20年9月の言い争いの際、青柳さんはA氏に顔面を複数回殴打され、脇腹を何度も蹴られたとしています。肋骨の骨折に加え、複数個所の打撲や裂傷などの診断書を提出し、全治4週間の怪我を負ったと主張しました。一方、A氏は蹴ったのは1度だけと反論し、青柳さんが自らの足で歩いてマンションを出ていく姿を映した防犯カメラの映像や、現場に血痕が残っていないことを証拠として提出しています。
判決が出たのは今年9月15日。東京地裁はA氏の証拠を不十分とし、傷害罪で懲役2年・執行猶予3年の判決を下しました」(全国紙司法記者)
A氏は内容を不服として控訴。裁判は現在も継続中である。
しかし、愛が憎しみへと変わった二人の法廷闘争はこれで終わりではない。’21年6月には、今度はA氏が青柳氏を民事で提訴しているのだ。
「Aさんは青柳さんに対して約3000万円の損害賠償請求を起こしています。’20年9月の一件で、Aさんは同年11月上旬まで勾留されていました。青柳さんはその間にAさんのクレジットカードを使い込んだそうです。美容皮膚科で約60万円、家電量販店で約75万円など、約1ヵ月半で330万円以上を使用。それに加えて200万円以上する腕時計を数本、パソコンやブランドものの衣服なども持ちだしたと聞いています」(前出・A氏の知人)
裁判のなかで青柳氏は、カードの利用について、「交際中にA氏から預けられたもので、不正利用ではない」と主張。腕時計については、所持を認めたうえで「A氏が商業上、卸値で購入しているため、価格は提示額より安価である」とし、訴訟額の見直しを求めている。
A氏との裁判について、事実確認のため青柳氏の代理人弁護士へ質問状を送ったところ、次のような返答があった。
「守秘義務に基づき、この度の貴社の取材の申込みはお断りさせていただき、ご質問事項に対する回答は差し控えさせていただきます」
一方のA氏にも取材を申し込んだが、期日までに回答はなかった。
「青柳さんはパソコンや一部の腕時計については、すでに返却に応じているようです。実際、今年7月には、A氏は請求額を約2000万円まで減額しています。それでも最終的な結論にたどり着くまで、まだまだ時間はかかるでしょう」(前出・司法記者)
ドラマと違い、ドロ沼裁判に筋書きはない。その行方やいかに――。



『FRIDAY』2022年10月28日・11月4日号より
PHOTO:近藤裕介(阿部)