自身の奮起は?日ハム清宮「村上宗隆を絶賛『村ゴッド』」の違和感 | FRIDAYデジタル

自身の奮起は?日ハム清宮「村上宗隆を絶賛『村ゴッド』」の違和感

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「村ゴッド」とヤクルト村上(左)を絶賛する清宮。今年7月のオールスター第1戦で(画像:共同通信社)
「村ゴッド」とヤクルト村上(左)を絶賛する清宮。今年7月のオールスター第1戦で(画像:共同通信社)

「いつメジャーに行くのかなって感じがします。ボクはメジャーで見たいです。もう日本はいいだろって感じです」

秋季キャンプに参加している日本ハムの清宮幸太郎(23)が、報道陣へ語った言葉だ。「メジャーで見たい」と絶賛する相手は、日本人記録となる56本塁打を放った同期のヤクルト村上宗隆。今季の最終打席での記録達成に、清宮はこうも話し目を輝かせた。

「打ったな~と。最後の打席ですよね。やりよったっすね。ああいうところで打てるのが、役者ですね」

清宮の同期に対する祝福を微笑ましく感じる意見がある一方、冷やかかな声も聞かれる。

「清宮は、村上のことを『村神様』ならぬ『村ゴッド』と呼んで尊敬しています。ただ、どこか他人事というか……。ファンが言うならわかりますが、プロ選手で、しのぎを削る同学年のライバルでもあるワケでしょう。報道陣へのリップサービスかもしれません。しかし、同じドラフト1位入団ながら『これだけ差をつけられ悔しいと感じてほしい』と思っている人がいるのも事実です。

清宮は育ちが良いため、どこかおっとりしている。一所懸命に練習していても、のんびりした雰囲気がただよっているんです。ミスをしても、ニコニコしている場面も時おり見られます。口では『必死です』と言いながら、気持ちに余裕があるのでしょう」(球団関係者)

「納得できるホームランが増えた」

令和初の三冠王に輝いた村上と比べるべくもないが、今季の清宮はプロ入りして初めて規定打席に到達。ようやく1軍に定着したと言って良いだろう。だが結果は打率.219、18本塁打。主砲と呼ぶには、まだまだ物足りない成績だ。

「それでも、清宮には『今季はやった』とう達成感があるようです。1軍でそれなりに働けて自信になった。来季はもっと成長できるのではないかと。10月8日に放送された日本テレビのスポーツ番組では、元巨人監督の高橋由伸さんにこう語っています。『今年、良かった時は自分でも納得できるホームランも増えた。そこはスゴく変わりました』。

一方、周囲の見方は違います。自己肯定感が強いのではないかと、やや冷ややかです。新庄剛志監督としても、この程度の成績で満足せず、もう一皮も二皮もむけてチームを引っ張ってもらいたいという気持ちでしょう。来季から新球場に移る日ハムの、新しい顔になってもらいたいと感じていると思います」(同前)

真価が問われるのは来季だ。

「新庄監督は今季、清宮をガマンして使ってきました。それでも成績が伸びず、苦言をていすこともたびたびです。『これだけチャンスを与えて(打率).220以下の選手はやっぱり(レギュラーを)つかめなかったとしか判断できない』『何かを変えてもらわないと困る』と。

来季も同じような結果なら、清宮には厳しい判断が下されると思います。戦力として構想から外れ、他球団へトレードに出される可能性もある。“ノンテンダー”を行った日ハムであれば、決してない話ではありません」(スポーツ紙担当記者)

いくら自己肯定しても、周囲の評価が低ければ1軍に残れないのがプロの世界だ。清宮はオフに筋力とレーニンングで肉体改造し、来季は「ゴリマッチョ」で臨むという。

  • 写真共同通信社

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