テレ朝・玉川徹氏 現場リスタート宣言は “男気”か“演出”か | FRIDAYデジタル

テレ朝・玉川徹氏 現場リスタート宣言は “男気”か“演出”か

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謹慎明けの19日に、降板ではなく現場復活を宣言したテレビ朝日の玉川徹氏(番組オフィシャルHPより)
謹慎明けの19日に、降板ではなく現場復活を宣言したテレビ朝日の玉川徹氏(番組オフィシャルHPより)

「これまで私はスタジオでさまざまなニュースに対しコメントを続けてきましたが、これからは現場に足を運び、取材をし、事実確認をして報告する、その基本にもう一度立ち返るべきだと考えました」

10月19日、フリーアナウンサー・羽鳥慎一が司会を務めるテレビ朝日系情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』で、謹慎中だった同社社員の玉川徹氏が復帰した。玉川氏はコメンテーターを卒業し、現場のキャスターからやり直すことを明かした。

「謹慎の10日間、私は事実確認の大切さ、テレビで発言することの責任の重さを考え続けました。そして、事実確認こそが報道の根幹であり、その原点に立ち返るべきだと考えました」

玉川氏が登場した場所はスタジオではなく、制作スタッフがオンエア中にスタジオの様子をモニタリングする、いわゆる“サブ調整室”という場所だった。文字通り“コメンテーターの卒業”を演出するかのようだった。

「サブは雑多な感じのままで、ファイルなども足元に置かれているような殺伐とした雰囲気でした。照明やカメラがある華やかなスタジオではなく、スタッフが普段仕事をしている場所から直立不動で決意表明をしていました。

もう自分は裏方の一員という感じで、現場主義を貫くという固い意志でしょうか。しかし玉川氏が謹慎するきっかけとなったのが、安倍元首相の国葬で菅元首相の挨拶の際“私も演出側でディレクターをやってきた。当然これ電通入ってます”という発言。そう考えるとこの決意表明も現場主義からやり直すという“演出”なのではないか、と勘繰りたくなりますね」(ワイドショー関係者)

玉川氏が謹慎中、メディアの中では“降板論”が通説となっていた。玉川氏は59歳ということもあり、もうすぐ定年を迎えるため“もう表舞台には戻ってこないのではないか”との見方が強まっていた。

まさかの“現場からやり直す”という決意を聞き、驚いた人も多いのではないだろうか。しかしテレビ業界の中には別の驚きもあったようだ。

「玉川さんの現場からリスタートという方針は、報道局の幹部と話して決めたそうですが、玉川さんは59歳ということで報道局長を含め、ほぼ全員が玉川さんの後輩でしょう。しかも良くも悪くもあの番組の知名度を向上させ高視聴率番組にした功労者でもある。

わがままを言って定年までどこかに異動してひっそり引退することもできたはずなのに、現場からやり直すという前代未聞の選択にある意味“男気”を感じました。普通はプライドが邪魔をする。テレ朝の顔とも呼べる玉川さんを公開処刑のごとく謝罪させたのは、“付け焼刃”の演出ではないと思います」(テレビ局報道スタッフ)

しかし今後、世間のほとぼりが冷めるのを待って、再びスタジオのコメンテーターに戻る気であれば、玉川氏だけでなくテレ朝まで“袋叩き”に遭うだろう。果たして玉川氏の本気度は本物か、それとも演出なのか…。

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