人気ゲームにアダルトビデオを合成…「AVスプラ」が大炎上のワケ | FRIDAYデジタル

人気ゲームにアダルトビデオを合成…「AVスプラ」が大炎上のワケ

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参加者の6人は、YouTubeからアカウントBAN処分に

9月9日に発売された任天堂のゲーム『スプラトゥーン3(スプラ3)』。YouTubeでもゲーム実況で大人気のタイトルだが、その本作にアダルトビデオを合成して配信するというとんでもない事件が10月に入って起きていた。

恐竜のきぐるみを着て謝罪? 謝罪動画も話題になった(VTuberのAの「BANされた」最初のチャンネルより)
恐竜のきぐるみを着て謝罪? 謝罪動画も話題になった(VTuberのAの「BANされた」最初のチャンネルより)

ゲーム映像にアダルトビデオを合成する「AVスプラ」が炎上

問題の事件は10月8日にVTuberを中心に8名が起こしたもので、企画名は「AVスプラ」だ。

『スプラトゥーン3』はインクを塗り合って陣地を取り合うゲームなのだが、「AVスプラ」では敵のインクが塗られた場所にクロマキー合成でアダルトビデオを表示する仕掛けが用いられた。

これにより敵にインクを多く塗られるほどアダルトビデオが表示される部分が大きくなるため、ゲームで劣勢になるとYouTubeにアカウントを停止される可能性があるチャレンジ企画として実施されたのだ。

この「AVスプラ」は企画者の狙い通り大きな話題となったが、その反応のほとんどは批判であり、大炎上する事態となった。

任天堂が「法的措置の可能性もある」と注意喚起

炎上した理由は単純にYouTubeと任天堂の配信ガイドラインに違反していること、そして子供が見る可能性のある『スプラトゥーン3』の実況に、成人向けのアダルトビデオを再生したというものだ。

さらにはその批判に対して参加者の一部が挑発を行ったため、炎上はさらに延焼。最終的には名指しはしていないものの任天堂が公式アカウントで「公序良俗に反する利用は投稿の削除や法的措置を含めた対応を行うことがある」と注意喚起する事態となった。

こうした動きを受けて、参加者らのほとんどが謝罪する流れとなった。

名指しはしていないものの任天堂は公式アカウントで注意喚起する事態に(任天堂の公式Twitterより)
名指しはしていないものの任天堂は公式アカウントで注意喚起する事態に(任天堂の公式Twitterより)

YouTubeは事態を重く見たのか参加者らをBANに

もちろんこの事件の対処に動いたのは任天堂だけではなく、実質的にアダルトビデオを配信されたYouTubeも参加した8名のうち6名のアカウントをBAN(停止)する措置を取ったことが確認されている。

また、参加者のうち著名VTuberのAに至っては、新しいアカウントを取得して10月13日に配信活動を再開したものの、こちらは2日後に改めてBANされることとなった。

BANされた理由は「利用規約に違反した人物がそれを回避する目的で別のチャンネルを作ることが禁止されている」ことだとみられているが、YouTubeから永久BAN対象とされている可能性もある。

売れるための話題作りとして「AVスプラ」を行ったのだろうが、結果的には多くの参加者が活動場所を失う結果となった。はたして彼らに復活の目はあるのだろうか……。

【画像】人気ゲームにアダルトビデオを合成…「AVスプラ」が大炎上のワケ
【画像】人気ゲームにアダルトビデオを合成…「AVスプラ」が大炎上のワケ
【画像】人気ゲームにアダルトビデオを合成…「AVスプラ」が大炎上のワケ
【画像】人気ゲームにアダルトビデオを合成…「AVスプラ」が大炎上のワケ
  • 取材・文篠原修司

    1983年生まれ。福岡県在住。2007年よりインターネットを中心とした炎上事件やデマの検証を専門にフリーランスのライターとして活動中。

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