「まだ諦めてない」さんまの兄弟子に下った「懲役2年判決」の中身 | FRIDAYデジタル

「まだ諦めてない」さんまの兄弟子に下った「懲役2年判決」の中身

詐欺被害者が語った「あの人は刑務所の中でも人を騙します」

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「今回、実刑判決が下されて安心しました。反省したそぶりは見せていましたが、あの人は刑務所の中でも人を騙すと思います。確信しています」

そう語るのは、明石家さんまの元兄弟子・高橋平明受刑者(72)による詐欺の被害者のAさん。10月13日に行われた法廷において、高橋受刑者に懲役2年の実刑判決が出た。

’19年秋ごろの高橋被告(Aさん提供)
’19年秋ごろの高橋被告(Aさん提供)

高橋受刑者は、実在しないイベントの「準備金」と称し、知人らから多額の金銭を騙し取った疑いで今年5月に逮捕された。今年8月から名古屋地裁の岡崎支部で裁判が行われ、検察は高橋受刑者が’19年頃より知人AとBの二人から合計1000万円以上を騙し取ったと主張。検察側の主張が全面的に認められた形となった。

かつては「明石家小禄(あかしやころく)」という芸名で活動していた高橋受刑者。’74年にさんまの師匠でもある笑福亭松之助に弟子入りし、一時期は「明石家小禄・さんま」という漫才コンビを組んでいた。コンビはほどなくして自然消滅し、高橋はそこから坂道を転がり落ちていく。’93年にも知人複数人から金銭を騙し取ったとして、詐欺罪で逮捕されている。

今回の判決を聞いた直後、高橋受刑者はうなだれ、彼の妻は静かに涙を流してたという。昨年の逮捕からずっと裁判を見守り続けた被害者のAさんは話す。

「高橋に1000万近くのお金を騙し取られて、こちらも生活が無茶苦茶になりました。ひとまずは執行猶予なしの判決が出て、自分の中では決着がついたと思います。ただ高橋本人が最後まで自己破産をして借金をチャラにしようとしていたのが気になります。昨年の12月に自己破産申請して、それが認められなかったのにも関わらず、諦めていない雰囲気でした。高橋は弁護士からも『お金は被害者の方に返さないといけないんですよ、わかってますか?』と聞かれるくらい、現実感がないというか……お金を返さなくてもなんとかなると思っている様子でした」

自身が被害者から騙し取ったお金については「社会復帰したら少しずつ返していきたい」と語った今年で73歳の高橋受刑者。果たして“老年の贖罪”は果たされるのか。Aさんは疑問の目を向けている。

 

’20年5月、喫茶店で借用書を書いた高橋受刑者。逮捕時の芸名は「都家福助(みやこやふくすけ)」だった
’20年5月、喫茶店で借用書を書いた高橋受刑者。逮捕時の芸名は「都家福助(みやこやふくすけ)」だった

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