永作博美、福原遥、横山裕…『舞いあがれ!』出演俳優のオーラ写真
「主役の舞ちゃん自身の成長と人間関係が、とても丁寧に描かれていると思います。私も時々、ウルッとしながら見ることが多い作品です」
10月19日に定例会見を行ったNHKの林理恵メディア総局長は、3日からスタートした朝の連続テレビ小説『舞いあがれ!』をこう評した。「舞ちゃん」とは、福原遥(24)が演じるヒロインの岩倉舞のこと。大阪の街工場や長崎の五島列島を舞台に、空に憧れる舞がパイロットになるべく奮闘する物語だ。
「『舞いあがれ!』は始まって3週間ほどですが、大半の回で視聴率16%を突破し好調なスタートを切りました。主人公のムリなキャラクター設定や強引な展開などから、Twitterに『#ちむどんどん反省会』というハッシュタグが作られた前作とは対照的です。
主演の福原さんの演技も好評を得ています。福原さんはイイ子過ぎるぐらいイイ子です。いつもニコニコしていて、機嫌が悪い日がない。人見知りなんですけど、以前は番組スタッフとも仲良くなろうとカードゲームを持参したこともあるそうです。気配りもできて、休憩中にパンを買ってきて差し入れてくれたこともありましたよ。撮影現場の雰囲気がとてもイイです」(NHK職員)
作品を牽引しているのは、主演の福原だけではない。母親役の永作博美(52)、兄役の横山裕(41、『関ジャニ∞』)、古着屋「デラシネ」主人の又吉直樹(42)……。個性的な出演者の魅力を、秘蔵写真で紹介したい。
関西弁がたどたどしい深いワケ

中でも評価が高いのが、舞の母親・岩倉めぐみを演じる永作だ。
「とても50歳を過ぎたとは思えない、かわいらしさです。実際、09年11月に地元・茨城県の鹿島神宮で映像作家・内藤まろ氏と結婚式をあげ、12歳と9歳の女児がいます。母親としての実体験が、演技に磨きをかけているのは間違いないでしょう」(芸能プロダクション関係者)
永作のスゴさは、配役の設定をよく理解したうえでセリフを覚えているというところ。
「永作さんが演じるのは、大阪の街工場を経営する夫を支える女性です。『舞いあがれ!』を見て、永作さんの関西弁がたどたどしいと感じた方も多いのではないでしょうか。関東出身の永作さんにとって、関西弁のセリフは難しいのだろうと。
しかし、作品内容を理解すると永作さんのたどたどしさに納得します。演じるめぐみは、14年前に故郷の五島列島から駆け落ちして大阪に出てきたという設定なんです。たどたどしいのは、かえって当然なんですよ」(同前)
『舞いあがれ!』の好調は、出演陣の個々の努力が支えているのかもしれない。今後も快進撃が続きそうだ。








撮影:近藤裕介 齋藤雅昭 島 颯太 中村和彦 西 圭介 原 一平