すでにストーブリーグに突入。パ・リーグ「消える監督」は誰だ?

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工藤公康監督 (左)

星野仙一氏が、「好きなようにやればいいから。頼む!」と楽天の監督に据えた梨田昌孝氏(65)は、その星野氏の死によって後ろ盾を失い、開幕から迷走した。

球団関係者が打ち明ける。

「今季、スタメンがコロコロ変わっていましたが、これは立花陽三社長の指示だそうです。かつて三木谷浩史オーナーの現場介入が取り沙汰されましたが、立花社長は力の入れようが違う。たとえば、今シーズン序盤、ある打者が2ボールから打って凡退になったことがあったのですが、その直後、塩川達也戦略コーチのスマホに『ボール2から打つな!』なるメッセージが入ったんだとか……」

これにブチ切れたのが当時ヘッドコーチだった平石洋介氏(38)なのだという。上層部と現場の板挟みとなった梨田監督はシーズン途中で辞任。後任探しに困った球団は平石コーチに白羽の矢を立てた。一度は固辞したが、「好きなようにやっていいなら」という条件で平石氏は監督代行を引き受けた。

「平石代行は一切の介入を拒否して、打順を固定。すると、楽天は驚異的なペースで勝ち始めました」(前出・関係者)

昨季、楽天と首位争いを繰り広げたソフトバンクも苦しんでいる。ここ8年で5度優勝している常勝軍団が、勝率5割前後と低迷しているのだ。

チーム状況を象徴するような事件が起きたのは7月21日。札幌ドームで行われた日本ハム戦のときのことだ。

「達川光男ヘッドコーチが失踪したんですよ。練習には姿を見せていて、ベンチ入りの登録もされていたのに急遽(きゅうきょ)、欠場となった。この行動自体も謎ですが、もっと謎だったのが、この事件を報じたのが日刊スポーツだけだったこと。地元紙の西日本スポーツも無視していました。ヘッドコーチなのに、いようがいまいが、誰も気付かない。それほど存在感がないんです」(球団関係者)

入団時は「ムードメーカー」「スポークスマン」などともてはやされた達川ヘッドだが、試合後にぶら下がる記者もほとんどいなくなったという。

「工藤公康(きみやす)監督ら、ホークス首脳陣がまともに機能していないのは間違いない。たとえば8月4日のバファローズ戦で、プレーがかかって3球目に代走を出すなんて珍采配がありました。打線は湿りっ放しなのに工藤監督は『後半戦のキーマンは内川聖一、松田宣浩(のぶひろ)、デスパイネ。彼らが試合に出続けることが大事。輝きを取り戻してほしい』の一点張り。そう唱え続けているうちに終戦を迎えてしまいそうですよ……」(スポーツ紙ソフトバンク番記者)

投壊も深刻だ。理論派の工藤監督は投手コーチと度々衝突。吉井理人、佐藤義則ら名伯楽が次々とチームを去った。独善的な投手起用に反発する選手も登場。昨季、守護神・サファテ(37)が工藤監督のリリーフ陣の酷使を批判したのは記憶に新しい。実際、サファテも、セットアッパーの岩嵜(いわさき)翔(28)も故障離脱した。

「工藤さん自身も風向きが変わっているのを感じているらしく、一部の記者に『来季はここにいないかも』と漏らしているそうです。後任には、厳しさと経験を買って、”即戦力”の秋山幸二前監督を推す声が強いですね」(前出・後藤氏)

そんな工藤監督よりクビが寒いのが、オリックスの福良淳一監督(58)だ。

「指揮官としての厳しさが足りず、結果も出ない。宮内義彦オーナーが記者の前でベンチの無策を批判したこともありましたから、このままBクラスなら交代でしょう。すでに関西のスポーツ紙記者は後任の取材を始めていますよ。球団としては田口壮二軍監督に後を継いでもらいたいのでしょうが、思いのほか選手からの人望が薄く……。『落合博満さんでエエんちゃうの?』なんて声も出ています」(パ・リーグ球団編成担当)

だが、しかし――意外な人物がオリックス監督に色気を見せているという。

「DeNAのラミレス監督です。昨年、CSで広島を下して日本シリーズに進出。今年こそ優勝だと開幕前は盛り上がったのですが……今永昇太ら秘蔵っ子の左腕3本柱がパカスカ打たれて借金はフタケタに膨れ上がりました。ラミレス監督はピッチャーに8番を打たせたり、なぜか好調な選手をベンチに下げたりと、独自の理論とデータを基にした選手起用が特徴。ただ、ここまで負けが込んでくると、さすがに球団内からもラミレス采配を疑問視する声が出てきて……。実際、フロントも本人に指摘したそうですが、何が悪いんだと信念を曲げず、聞く耳を持たないんだそうです」(夕刊紙デスク)

そこまでしてBクラスだと来季が危ういのは本人も承知しているようで、「試合前の囲み取材で連日、来季のビジョンを語って予防線を張っています。その一方でオリックスにも売り込みを図っているんだとか。ラミレスはDeNAの監督に就任する直前まで、オリックスで臨時コーチを務めていたからパイプがあるんですよ。実際、入閣を打診されたこともあるそうです」(前出・夕刊紙デスク)

ラミレスの後任として名前が挙がるのが、”ハマの番長”こと三浦大輔氏だ。ナインの信頼も厚い

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