マ・ドンソク 17歳差婚でも「驚くほど批判なし」の愛され力
『新感染 ファイナル・エクスプレス』『犯罪都市』などで知られる俳優のマ・ドンソク(51)さんが、タレントのイェ・ジョンファ(34)さんと昨年、結婚していたことが明らかとなった。
10月20日に韓国・ソウルで開催された「第12回美しい芸術人賞」の受賞スピーチでドンソクさんがジョンファさんを「妻」と呼んだことが注目を集め、その後、所属事務所BIG PUNCHエンターテインメントが「昨年婚姻届を提出して夫婦になった」と正式に発表。多忙なスケジュールの都合上、結婚式はあげていないという。
韓国の芸能事情に詳しいコラムニストの児玉愛子氏は、二人の交際と今回の電撃結婚発表についてこう語る。
「“マブリー”ことマ・ドンソクさんとイェ・ジョンファさんは、同じ事務所に所属する先輩後輩。事務所内にあるジムでトレーニングをするなかで親交が深まり、交際に発展した、とジョンファさんが以前テレビで語っています。
マブリーは俳優になる前はジムトレーナーやボディビルダーとして活躍していたし、ジョンファさんはヘルストレーナーからキャリアをスタートしているので、共通の趣味が二人を結び付けた形ですね。交際発覚は’16年で、韓国ではそれ以降『公開カップル』と認識されていました。
ジョンファさんはスタイル抜群の美女で、『マイ・リトル・テレビジョン』というバラエティ番組に出演していたのですが、タレントとしての知名度は『マブリーには到底及ばない』といったレベル。交際発覚後はテレビ出演等の露出も減っていったようで、マブリーのサポートに徹していたのかもしれません」(児玉氏)
テレビ番組や映画祭のスピーチなど、これまで様々な場所でジョンファさんのすばらしさをたたえ、感謝のコメントをしていたマブリー。
6年間の交際を経ての電撃入籍発表に、韓国のSNS上でもお祝いの声が飛び交っているそうだが、実はこれはレアなケースだという。
「韓国は、歳の差カップルに非常に厳しいんです。’15年に交際宣言した歌手のIUとチャン・ギハは、11歳差だったことから激しくバッシングされました。昔よりは多少寛容になりましたが、歳が離れすぎているカップルや夫婦に対する嫌悪感は、今でも根強いものがあります。
しかしマブリーの場合、17歳差にもかかわらず、交際発覚時に驚くほど批判の声が上がらなかった。
『ジョンファさんのお母さんがマブリーの3歳年上で、マブリーは彼女のことを「お姉さん」と呼んでいる』というエピソードが笑い話として語られているのですが、他の俳優ならまずこうはならない。もっと非難されてもおかしくなかったはず。いかに韓国での彼の好感度が高く、愛されているかを物語っていると思います」
強面で屈強な見た目でありながら、撮影でNGを出すとダンスをしてごまかす一面があるなど愛嬌たっぷりのエピソードで知られるマブリー。お菓子や化粧品など様々なコマーシャルにも起用されている彼の「愛され度」は、17歳年下美女との交際がまったく問題にならないほど高いということだろう。
「結婚の公表を控えていたのは、コロナ禍だったというのもあるとは思いますが、出演作の『エターナルズ』(’21)が関係していたのではないでしょうか。ハリウッド映画、しかもマーベル作品のメインキャストという大抜擢ですから、作品の宣伝に影響しないようマブリー側が配慮したのかもしれません」
映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』の日本公開にあわせ、来日も決定したマブリー。今回の電撃発表もいかに“愛されキャラ”かを証明する結果となったようで、今後ますます日本での人気も高まりそうだ。
- 写真:アフロ(マ・ドンソク)