実に11回もホールインワンを…驚愕「金正恩・父のゴルフ伝説」
北朝鮮が6年ぶりにゴルフ大会を開催した。
北朝鮮の国営メディア『朝鮮中央通信』によると、予選を勝ち抜いた選手により10月19日と20日に決勝が行われたという。場所は首都中心部から車で1時間ほどの場所にある「平壌ゴルフ場」。北朝鮮でゴルフ大会が実施されるのは、実に6年ぶりのことだ。
「『平壌ゴルフ場』は、北朝鮮では有名な豪華レジャー施設です。広々としたクラブハウスや、アルコールを提供するバーが併設されています。16年までは毎秋に『平壌国際アマチュアゴルフ大会』が開かれていました。しかし改装のため17年から一時中断。19年末に工事は終わりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でストップしていたんです」(韓国紙記者)
大会は、年齢や性別、レベルに分け4部門で行われた。優勝者にはトロフィーや賞状、賞品が贈呈されたという。なぜ北朝鮮は、突然ゴルフ大会を再開したのだろうか。
外貨獲得のため中国富裕層へアピール
『コリア・レポート』編集長・辺真一氏が解説する。
「新型コロナの流行が落ち着き始め、20年1月に封鎖した国境を再開しようと考えているのでしょう。中国からの観光客を見込み、外貨獲得の手段にしたいと。用具の購入などでカネのかかるゴルフは、北朝鮮でごく限られた人しかできません。中国の富裕層を見込み、アピールしているんです。
核やミサイル開発による制裁に、観光業は含まれていません。(北朝鮮の指導者)金正恩氏は、ゴルフ場だけでなくスキー場やリゾート海岸、温泉施設の開発に力を入れています。観光産業の活性化は、北朝鮮にとって外貨獲得のための最重要事項のひとつなんです」
会場となった「平壌ゴルフ場」は、単なるレジャー施設ではない。毎秋イベントが開催されていた頃、北朝鮮は金正恩氏の父親・正日氏ゆかりのゴルフ場として、信じられないような伝説を拡散していた。
「北朝鮮の各メディアによると、金正日氏が『平壌ゴルフ場』を訪れたのは94年の52歳の時だったそうです。正日氏がゴルフコースに出たのは、当時が初めてだったとか。にもかかわらず、正日氏は驚異的な腕前をみせます。
全18ホール中、11ホールでホールインワンを決めたんです。スコアはアンダー38の34。事実なら、タイガー・ウッズも松山英樹も到底かなわない天才的な才能の持ち主だったのでしょう」(前出・記者)
北朝鮮のゴルフの格式を上げるため、拡散された「金正日の超絶伝説」。金正恩氏の目論見通り、中国の富裕層が大挙する日は来るのだろうか。
- 写真:AP/アフロ 時事通信社