本職は歯科助手など…素人女性集団「生中野女子」が人気急上昇の訳

『生中野女子』通称“ナマジョ。”と呼ばれる女性集団をご存知だろうか?
今年6月、お笑いコンビ『かまいたち』がインターネットテレビ局の『ABEMA』でMCを務めるバラエティ番組『ぜにいたち』に『女版電撃ネットワーク』という触れ込みで登場し、“素人なのにエロくて面白い”パフォーマンスが視聴者に大ウケ。以来、月一で登場しているパフォーマンス集団だ。
胸に『ナマジョ。』のロゴの入ったピチピチの野球のユニフォームのようなシャツに、超ミニスカート姿の彼女たちが画面に登場するや、『大絶頂!』の掛け声と共に、電撃ネットワークを真似たようなダンスが始まる。ミニスカートがヒラヒラ揺れ、その格好のまま組体操を始めたかと思うと、『見せるなよ!見せるなよ!』と言いながら、オチで下着が見える…という『ダチョウ倶楽部』ばりの芸などを披露している。
実は彼女たちは完全素人の女性たちばかり。本職が歯科医院の会社員で、歯科助手歴6年という天宮みすずさん(26)はこう語る。
「歯科助手とのダブルワークで、最初は秋葉原のコンセプトカフェで働いていたんです。でも私、ゴリッゴリのAVファンで葵つかささんの大ファン。ずっと応援していて課金しないと女優さんって消えちゃうので、AVも全部買ってイベントにも全部参加して。それくらいAV女優さんが好きなので、一緒に働きたいと思って。
だからと言って、AV女優になりたいわけじゃないんです。シナリオの中でエッチはしたくない。本能のままのエッチをしたいので、私は、月に2回エッチの日を設けて、一人のセフレとだけやっています。彼氏ではありません。テクニックは超優秀。私は一人の男と、どんどん関係を深めていって対戦していくのが好き。
ナマジョ。の活動をすることについては、恥じらいは一切ないです。別に有名になりたいわけじゃないし、面白いことがやりたいなって思って参加しました。女の子たちが私たちを観て、もっと性に対して赤裸々になって、オープンでいいんだって思ってくれたら嬉しいですね」
『ナマジョ。』をプロデュースするSOD(ソフトオンデマンド)の高岡哲也氏はこう話す。
「SODは、AV女優がキャストとして働いている女子社員酒場やSOD LANDという居酒屋を運営していますが、彼女たちは皆、本職を持ちつつ、『AV女優と一緒に働きたい』とか、『エロ話を心置きなく男性としたい』という理由でSOD酒場で働いている女の子たちなんです。だから、彼女たちはAV女優ではありません。普通の女の子たち。でも、お客さんから『AV女優じゃなかったらなんなの?』という問い合わせがすごくあって。だったら、彼女たちを一括りにして何かやってみるかと。セクシーなことと面白いことが大好きな子たちばかりなので、パフォーマンスステージショーができる集団を作ったんです」
『女版電撃…』とキャッチフレーズはついているが、路線はあくまで”ソフトエロ”路線だ。縄跳びして飛んでいたら、パンツがちょっとずつ脱げてしまう“長縄パンツ落とし”や、手品で山高帽を取ったら鳩ならぬパンツが乗っかっていたとか、ブラジャーとブラジャーを紐で結んで引っ張る“ブラジャー綱引き”などなど。
「観客がズッコケるような、観ているだけで楽しい海外でも通用するスタンドアップコメディ」(前出・高岡氏)
SNSでは、「素人っぽさが逆にいい」「ジワる」と、人気はうなぎ登りだ。地上波で拝見できる日も近いかも。





PHOTO:足立百合