来年にも打ち切り!?『科捜研の女』噂される「番組終了のXデー」 | FRIDAYデジタル

来年にも打ち切り!?『科捜研の女』噂される「番組終了のXデー」

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番組終了の噂が絶えないという『科捜研の女』。沢口演じる主人公・榊マリコの姿がテレビから消える日が、近づいているのかもしれない
番組終了の噂が絶えないという『科捜研の女』。沢口演じる主人公・榊マリコの姿がテレビから消える日が、近づいているのかもしれない

日本を代表する国民的ドラマが、大きな分岐点を迎えている。

沢口靖子(57)が主演を務める人気ドラマシリーズ『科捜研の女』(テレビ朝日系)。1999年のスタートからおよそ四半世紀の長きにわたり、老若男女問わず、幅広い層の支持を獲得してきた。長らく「木曜ミステリードラマ」の夜8時枠で放送されてきたが、今年10月より火曜8時枠に移行。出演者や内容などをリニューアルし、再スタートを切った。しかし、その船出は厳しいものとなったようだ。

「10月18日の初回2時間スペシャルは世帯視聴率11.9%と好発進を決め、さすがの貫録を見せつけたものの、第2話では世帯視聴率が8.9%まで急降下。決して好調とは言えなかった前シーズンの第2話の世帯視聴率が10.7%だったことを考えると、人気にかげりが見えてきたのは間違いありません」(スポーツ紙芸能デスク)

昨年10月には一部週刊誌で木曜ミステリードラマ枠の終了が報じられ、それに伴い番組の終了説が浮上。しかし実際は、放送枠の移動やキャストの変更が行われただけに留まった。多少視聴率が落ち込んでも、テレビ朝日の看板ドラマとしての地位は不動……かと思いきや、厳しい状況は続いているという。ドラマ制作会社関係者が明かす。

「テレ朝は木曜ミステリードラマ枠を今夏で打ち切りました。もちろん『科捜研』も対象で、本来なら今春で終わる予定だったという話もある。ただ、これまでの沢口さんの貢献度を考え継続となりましたが、これは単に延命措置でしかなく、早ければ今シーズンでの打ち切りの可能性もありえます」

終了の噂が絶えない背景には、制作費の大幅な削減と視聴者層の若返りを図りたいという局の思惑が見え隠れする。

「現在、各局の懐事情はかなり厳しい。新型コロナの影響などで、どの局も制作予算を大幅に切り詰めています。『科捜研』の撮影は基本的に東映の京都撮影所を中心に行われており、移動費や滞在費、スタジオやセットの維持管理費など、とにかく莫大な経費がかかっている。一昨年にはテレ朝と関係の深かった東映の岡田裕介会長も亡くなくなり、今まで不可侵だった部分にもコストカットのメスが入りました。

さらにテレ朝としては、広告単価の高い20代〜30代前半の視聴者層を増やしたいという狙いもあります。現在の『科捜研』は大半が65歳以上の高齢者層と、この方針にも逆行している。そんな中で視聴率も振るわないとなれば、いくら功労者といえど、幕引きは避けられないのかもしれません」(同前)

本誌はテレビ朝日に対して「今シーズンをもって番組放送終了が検討されていることは事実か」といった質問状を送ったところ、

「今後の編成については決まっておりません」

と返答があった。

昨秋公開の『科捜研の女-劇場版-』の舞台挨拶では、「諦めずにここまできてよかった!少しでも元気になってもらえたら最高に幸せです」と涙ながらに語った沢口。しかし、国民的ドラマといえど時の流れには抗えないということなのか。榊マリコが見られなくなる日が、すぐそこまで来ているのかもしれない。

  • 写真原一平

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