巨人・坂本勇人　長野久義復帰に隠れ「中絶トラブル」完全スルーか

巨人の坂本勇人内野手が11月2日から宮崎県内で行われている秋季キャンプに参加している。

レギュラーメンバーとしては助っ人・ウォーカーを除いて唯一、名を連ねた。原監督は

「もう本人の強い希望ですよ。こっちからどうこうということはなくて。何か期するものがあるんじゃないの？」

とニヤリ。坂本は

「もう１回強く振る。今年はなんか強く振れないなというのが自分の中であった。試合の中でも小手先で安打を打ちにいったり、というのは正直すごく多かったので。そこはこのオフの課題ですね」

と意気込みを語ったが、“例の一件”が影響していると見る人は多い。

９月に『文春オンライン』で、元交際女性Ａさんとの間で起こった中絶トラブルが取り沙汰された。坂本とＡさんは飲み会で知り合い、意気投合。ほどなくしてカラダの関係を結んだ。

「ただ、Ａさんが真剣交際を望む一方で、球界きってのプレイボーイである坂本選手は、Aさんを都合良く扱った。文春に流出した２人のＬＩＮＥには、避妊なしの性交渉を要求する文面も掲載された。

最終的にＡさんは妊娠したが、坂本から中絶を求められ、ショックを受けたＡさんは自殺未遂を起こしたそうです」（ワイドショー関係者）

読売ジャイアンツは文春の取材に、両者はすでに示談していると回答。示談後にＡさんから複数回連絡があり、弁護士間で再度協議して本人同士が直接やり取りしないよう申し合わせたと答えている。

これがネットニュースになると、坂本に対して

《見損なった》
《女性の敵》

など批判の声が殺到。ところが、一般紙やスポーツ紙、テレビのワイドショーがこの問題を取り扱うことはなかった。

これには、フリーアナウンサーの古舘伊知郎も自身のユーチューブで

「なんでこれのご乱行を書かないんですか？　なんでスポーツ選手で一流の選手だとそれこそ区分けして書かないんですか？　なんでジャイアンツのトップ、キャプテンをやっているスター選手だと系列が別なところであってもスポーツ紙って書かないんですか？」

と問題提起。スポーツ紙野球担当記者が回想する。

「当時はシーズンの真っ最中。球団が対応しないなか、大々的にトラブルを取り上げるのには勇気がいる。出禁覚悟で書く社があっても不思議ではなかったが、結局、読売に“忖度”することで足並みを揃えた」

他方で、野球担当記者はシーズン終了後にも球団から何らかの対応があってもおかしくないと踏んでいた。根拠となるのは、“香川照之ルール”だ。

坂本の醜聞と時を同じくして、人気俳優の香川照之が銀座ホステス女性への“性加害報道”を認め、謝罪。契約中のＣＭの大半は打ち切りとなり、テレビのレギュラー番組もすべて降板。出演予定の映画もキャンセルとなった。

「香川さんの件は被害者Ａさんが店側を相手取り、訴訟を起こしましたが、昨年までに訴状は取り下げられました。つまりは示談が成立したということ。

訴訟対象は香川さんではないのに、バッシングが巻き起こり、最終的にはこれまで積み上げてきたキャリアに回復不能なダメージを負うことになりました。香川さんの例に照らし合わせれば、坂本さんも相手女性とは示談済みであったとしても、何らかの処分が発生してもおかしくない」（スポーツ紙芸能担当記者）

ところが、冒頭で記したように坂本は来季に向けて異例の秋季キャンプに参加した。

「正直、謹慎くらいの処分は出るかと思ったのですがね。どうやらこのままスルーするつもりのようです。スポーツ選手と芸能人では扱いが違うということでしょう」（前出・野球担当記者）

２日には、FAの人的補償として‘19年に広島に移籍した長野久義がジャイアンツに復帰することが報じられた。その話題に隠れて、坂本の問題はうやむやになるのだろうか…。