ジャニーズ連続退社 キンプリと滝沢秀明が退所を選んだ「背景」
ジャニーズ事務所の副社長・滝沢秀明氏の退社発表直後に衝撃は続いた。
11月4日『King&Prince』の平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太が来年5月にグループから脱退。平野と神宮寺は同月、岸は来秋にジャニーズ事務所を退社すると発表された。
平野はファンクラブサイトで退所の理由をこう語った。
《全力で取り組んだとしても“もう遅いな”と感じてしまい、目標を失い、今回の決断に至りました》
キンプリといえば、ジャニー喜多川氏が生前最後にデビューさせたグループ。’18年5月にデビューしわずか4年強でメンバーが脱退を発表するとは、誰も想像できなかった。まさに“青天の霹靂”といえるだろう。
キンプリはジャニー氏がジャニーズJr.時代から手塩にかけて育てた肝いりグループ。脱退したメンバーもジャニー氏にたびたび感謝を口にしていたという。
「タレントプロデュースのカリスマであるジャニー氏、そして経営のカリスマであった藤島メリー泰子名誉会長も昨年8月に亡くなった。現在はメリー氏の娘である藤島ジュリー景子氏が社長に就任しています。体制が大きく変わった中で、滝沢氏もキンプリも、事務所が採ろうとする方向性とのギャップを感じていたと聞いています」(女性誌記者)
キンプリには他の理由もあったという。
「滝沢氏の後追いのように思われるかもしれませんが関係者によると、キンプリと滝沢氏の退社は無関係で、今後も滝沢氏がキンプリをプロデュースする可能性は低いようです。キンプリが退所を選んだ背景には、事務所が他のグループにばかり力を入れていたということがあったようです。
最近、ジャニーズ事務所は『なにわ男子』に大きく力を注いでいました。彼らはデビュー前から冠番組を持っていたが、キンプリが冠番組を持てたのは今年1月。テレビ局へのプッシュも差を感じていたようです。『なにわ男子』はデビュー前から芸能リポーターなどを使い、大宣伝していましたからね」(テレビ局関係者)
“退所”の理由についてははっきりしない部分も多い。しかし、ジャニーズ事務所が大きな岐路に立たされているのは間違いなさそうだ。
PHOTO:近藤裕介(平野)、桑田真(滝沢)