森友哉、西勇輝、近藤健介…巨人がFA補強「全滅危機」意外な理由 | FRIDAYデジタル

森友哉、西勇輝、近藤健介…巨人がFA補強「全滅危機」意外な理由

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もろ手を広げて有力選手を迎えたい原監督だが……(画像:時事通信社)
もろ手を広げて有力選手を迎えたい原監督だが……(画像:時事通信社)

今オフは、巨人が積極的にFA戦線にからみそうだ。10月27日に、元ヘッドコーチ・岡崎郁氏のユーチューブチャンネルに出演した原辰徳監督はこう語っていた。

〈外国人にしても戦力補強にしても、非常に重要な作業です。(昨オフの巨人は育成に力を入れ)ほとんどおカネを使っていない。戦力補強という点で少々貯金もあるようなので、使ってくれるということです〉

背景には、若手の伸び悩みがある。

「昨オフに山口寿一オーナーは『FA選手はとらず外国人選手と若手の底上げで戦力強化を図る』と、『育成と発掘』を宣言しました。しかし今季の巨人には、レギュラーを掴めるほど台頭した若手が皆無で外国人投手も期待外れだった。

その影響から5年ぶりのBクラスに低迷し、原政権下で初めてクライマックスシリーズ進出を逃しています。『振り向けば中日』と、一時は45年ぶりの最下位転落の危機に瀕していたんです。今オフは方針を転換し、豊富な資金力でFA選手の積極的な獲得へ乗り出すと思われます」(球団関係者)

併用起用の可能性が高い森友哉

今オフのFA権保有選手には、大物が多い。西武の正捕手・森友哉、阪神の先発の柱・西勇輝、日本ハムの好打者・近藤健介……。阪神の西が髪を黒く染めたのは巨人への秋波と考えられるなど、一時は軒並みジャイアンツが獲得するのではとの予想もあった。しかし、現実は巨人に対しそれほど甘くはない。

「森の獲得競争で、リードしているのはオリックスです。森の地元・大阪を本拠地とする球団ですし、本人も少年時代にオリックス・ジュニアに所属していました。沢村賞を獲得した山本由伸など力のある投手をリードでき、捕手としては魅力のあるチームでしょう。

捕手は巨人の補強ポイントの一つですが、森にとって魅力溢れる球団とはいいがたいと思います。原監督は、自分と同じ東海大相模から東海大へ進んだ大城卓三に目をかけています。大城本人も今季13本塁打、43打点のキャリアハイを記録し『打てる正捕手』の自負があるでしょう。森が巨人に来ても、大城との併用になる可能性が高いんです。大阪桐蔭の先輩・中田翔がいるのも、森が気を遣うところでしょう」(スポーツ紙担当記者)

西や近藤に関しても、雲行きが怪しい。

「当初、西はFA権を行使して移籍する可能性もあると思われていましたが、このまま残留するとみられます。阪神の新監督に就任した岡田彰布さんが、フロントへ『(西を)是が非でも残してほしい』とアピールしたようです。西は6回を投げ自責点3以内のクオリティスタートが多く、しっかりゲームメイクができる。阪神が全力で引き留めたのです。

近藤の獲得に真っ先に手を挙げたのは、西武です。西武は今季、近藤の専門である外野を3ポジションとも固定できませんでしたから。巨人の外野陣はウォーカー、丸佳浩、ポランコでほぼ固まっている。レギュラーへのハードルが高い球団への移籍に、近藤が前向きとは考えられません」(同前)

原監督の「積極的補強」宣言も、FA戦線で全滅の危険性が出てきた巨人。来季も厳しいペナントレースとなりそうだ。

  • 写真時事通信社

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