給付金サギ”かわいい”と話題の女性被告「判決の瞬間」 | FRIDAYデジタル

給付金サギ”かわいい”と話題の女性被告「判決の瞬間」

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今年6月に移送された佐藤被告
今年6月に移送された佐藤被告

「被告は黒いスーツに白いシャツ、ロングヘアーをポニーテールに結った姿で出廷。前回の公判と同じく、背筋を伸ばして手を膝の上で並べて座っていました。判決を言い渡されると一度うなずき、その後裁判官から『もう二度と罪を犯すことがないように』と言われると、再び黙って頷いていました」(全国紙社会部記者)

新型コロナウイルスの持続化給付金詐欺に関与したグループの裁判が11月8日午前11時半に東京地裁で開かれ、東京都三鷹市の無職・佐藤凛果被告(23)に懲役2年、執行猶予4年の判決が言い渡された。

件の詐欺グループはセミナーで『暗号資産に投資すれば個人事業主になれ、給付金を合法的に申請できる』『給付金はビットコインに投資すれば2倍になる』と説得し、総額2億円以上を騙し取ったと見られる。この中で佐藤被告は給付金の申請役で、仲間と共謀し給付金約200万円を騙し取った罪に問われていた。

10月12日の論告求刑公判で検察側は「緊急事態のための簡易、迅速な給付金制度を悪用した悪質な犯行といわざるを得ない」と、懲役2年を求刑。一方、弁護側は「役割は従属的で十分に反省している」とし執行猶予つきの判決を求めていた。

「8月23日の初公判では『老後に2000万円貯めないといけないなど、将来の不安があった』と犯行の動機を供述。被告の父親も出廷し、娘の更生に協力することを約束しました。また、10月の論告求刑公判では『今後は一切、悪いことはしません』と詐欺に加担したことへの反省の弁を述べていました。執行猶予つきの判決は、本人のこうした姿勢も加味されたものだと考えるのが妥当でしょう。

今回の詐欺グループは東京国税局元職員や元大和証券社員などが関与しており、その中核メンバーと交流を深めていく中で、佐藤被告が犯罪に手を染めたとされています。なお、主犯格と見られ、ドバイに逃亡していた松江大樹被告(31)は10月の初公判で認否を留保しています」(同前)

ネット上で容姿が話題になった佐藤被告の裁判は結審したが、組織の全容や詐欺の詳しい手口などについてはまだ解明に時間がかかりそうだ。

  • 写真蓮尾真司

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