引退決意!バレンティンが本誌に見せていた記録達成直後の破顔 | FRIDAYデジタル

引退決意!バレンティンが本誌に見せていた記録達成直後の破顔

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本塁打日本記録56号を達成した夜、帰宅したところを直撃。母親から熱烈キスを浴びるバレンティン
本塁打日本記録56号を達成した夜、帰宅したところを直撃。母親から熱烈キスを浴びるバレンティン

昨季までソフトバンクホークスでプレーしていたウラディミール・バレンティン(38)が、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を花道に引退する意向を表明した。バレンティンは中米メデイアのインタビューで、

「素晴らしい22年間を送ることができた。簡単なことではなかっけど」

「これまでのキャリアに満足している」

などと語っている。今年のプロ野球は、日本人として初めて56本塁打を達成し、22歳という史上最年少で三冠王を獲得した村上宗隆選手の話題で持ちきりだった。しかし、この村上の快挙で、2013年に60本という日本記録を達成したバレンティンの偉業を思い出したファンも少なくないだろう。

「それまでの日本のプロ野球界には、『王貞治さん(82)の本塁打記録55本を抜いてはいけない』といった不文律のようなものがありました。1985年のランディー・バース(阪神)は54本、2001年のタフィー・ローズ(近鉄)は55本。そして、02年のアレックス・カブレラ(西武)は55本を打ちましたが、その後は四死球攻めにあって記録更新できませんでした。しかし、13年のバレンティンは、122試合目という圧倒的なスピードで55号に到達したので、誰もが新記録達成を期待し、お祝いするムードが漂っていました」(スポーツ紙記者)

そして、9月15日に神宮球場で行われたヤクルト対阪神戦で新記録は生まれた。

バレンティンの新記録達成をひと目見ようと、超満員の観客席は試合開始前からボルテージが上がり、ウェーブが起きるほどだった。1回裏の第1打席、バレンティンの打った球はライナーで左中間スタンドの中段に突き刺さり観客は総立ち。一斉に「バンザーイ!バンザーイ!」の歓声が響き渡り、49年ぶりの新記録達成を球場全体が祝福したのだった。

その夜、フジテレビの『すぽると!』に出演した本人と来日していた母親・アストリットさんが帰宅したところをフライデーは直撃。花束とシャンパンを渡し、声をかけると、

「サンキュ〜!」

と、満面の笑みを浮かべた。続けて、母のアストリットさんに「素晴らしい息子さんですね」と声をかけると、にこりと微笑み息子の頬に熱いキスをした。冒頭の写真はこの時のものだ。最後に記者が「この調子で70本打ってください」と言うと、

「ウ〜ン、ワカラナイ。(明日は)ジャストリラックス。ツカレタ。ハハハ」

そう言いながら頬の横で両手を合わせ、「おやすみなさい」のポーズを取り、自宅へと入っていったのだった。その後、バレンティンは記録を60本まで伸ばしMVPを受賞。この年、ヤクルトはシーズン最下位だったが、最下位チームからの受賞者は史上初だった。

いずれ、村上がこの日本記録を破る日が来るかもしれない。しかし、この偉業の記憶はファンの心の中にずっと刻まれ続けるだろう。

帰宅を待ち受けた本誌カメラマンに対してもご覧の笑み。翌日は、母親と二人、都内観光を楽しんだ
帰宅を待ち受けた本誌カメラマンに対してもご覧の笑み。翌日は、母親と二人、都内観光を楽しんだ
新記録達成の数試合前のバレンティン。この年の後半戦は、バレンティン一色だった
新記録達成の数試合前のバレンティン。この年の後半戦は、バレンティン一色だった
  • PHOTO濱崎慎治(1、3枚目)竹本テツ子(2枚目)

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