イーロン・マスクは「馬鹿者」…米大手マスコミ痛烈批判の内容 | FRIDAYデジタル

イーロン・マスクは「馬鹿者」…米大手マスコミ痛烈批判の内容

ツイッター社買収を受けて

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’22年のハロウィンパーティーでコスチュームに身を包むマスク氏/aflo
’22年のハロウィンパーティーでコスチュームに身を包むマスク氏/aflo

救世主か、暴君かーー。

ツイッター社を買収してCEOに就任するや、怒涛のワンマン改革を続けるイーロン・マスク氏(51)。特に全世界の社員約7400人のうち半数を〝クビ〟にした件については、世界的に賛否両論を呼んだ。

「『前置きもなく即解雇を告げられるのは、日本では考えられない』と社員の今後を案じる声がある一方で、『2年連続で赤字なのに社員数だけ膨れ上がっているのは異常』『半数解雇されても運営は回る』という意見も出ています。

マスク氏は1週間で120時間働くワーカホリックで、テスラ社員に週40時間以上の出社を求めるなど、業務管理に非常に厳しい人物として知られています。そんな彼の目には、ツイッター社員の働き方は『緩い』と映ったのかもしれません」(全国紙経済部記者)

10日には、「ツイッター社は倒産の可能性がある」と社員向けに演説したという。また、その後契約社員4400人を事前通告なく解雇したとの報道も出ている。そんな彼の買収直後の行動を、米国の大手メディアは辛辣に批判している。

在米ジャーナリストの飯塚真紀子氏が解説する。

「ロサンゼルスタイムズが買収後のマスク氏の対応を疑問視して『マスクは天才、あるいは、大馬鹿者?』と題するコラムを掲載しました。その内容を見ると、『買収後のマスクの行動はプラットフォームの機能と評判を破壊しており、マスクは天才というより実際、馬鹿者ではないかという疑問が起きている』としています。

同紙はマスク氏がヘイトスピーチに当たるツイートの監督を行っていた人材を大量解雇したことを問題視。実際、マスクがツイッター社を買収した初日、『Nワード(黒人を指す蔑称)』を使うツイートが1300%も増加したというデータもあります。

また、『サイコパスは必ずしも暴力的であるとは限らず、恐れ知らずで自信やカリスマ性があり、冷酷で集中力がある、こういった性質はマスクに完全に当てはまっている』とし、『サイコパスはコントロールされる必要がある』とマスク氏を揶揄しています。

さらに、マスク氏がツイッター社の内情を理解せずに大きな改革を断行したことも批判。『彼は、以前はビジネスの天才だったかもしれない。しかし、現時点で、彼がツイッターで成し遂げた唯一のことは、自分をバカに見せていることだ』と結んでいます」

「青い鳥」を籠中に収めたマスク氏は、引き続き世界を扇動し続ける。彼の示す道が正しいかどうか、我々が見極められるようになるには時間がかかるだろう。

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