逸ノ城が泥酔しボコボコ疑惑…湊部屋の美人女将「意外すぎる経歴」
11月13日に初日を迎えた九州場所(福岡県・福岡国際センター)を、逸ノ城(29、西前頭2枚目)はどんな心境でのぞんだのだろうか。
逸ノ城のスキャンダルを報じたのは、11月10日発売の『週刊文春』だ。今年7月の名古屋場所で初優勝をとげ、「親方をはじめ女将さんに報告したい」と語った逸ノ城。その裏で、師匠の湊親方(元幕内・湊富士)や女将と重大なトラブルになっているという。
「逸ノ城は、普段は大人しく弟弟子たちにも面倒見の良い力士です。しかし酒癖が悪い。アルコールが入ると豹変し、誰かれかまわず突っかかるんです。同席した女将がボコボコにされ、アザをつくることもあったとか。湊親方は逸ノ城の酒癖の悪さを危惧し、一人暮らしを許さず関取になっても部屋住みにさせていました。
トラブルに発展するキッカケは、1年ほど前にさかのぼります。逸ノ城が門限を破り、同じモンゴル出身の知人と飲み歩いていたことが発覚したんです。親方は逸ノ城を厳しく叱責します。逸ノ城は反発。新型コロナウイルスの影響で行動が制限されていることや、一人暮らしができないことで交際していた女性と別れてしまった不満をブチまけたといわれています」(スポーツ紙担当記者)
泥酔して稽古や番組をドタキャン

親方との話し合いの末、カウンセリングを受けるなど逸ノ城は禁酒にとり組み始める。希望を受け入れられ、昨年12月からは一人暮らしも始めた。これで問題解決と思いきや……。
「今年2月に、再び泥酔して稽古を無断で休んでしまったんです。親方と連絡がとれないことも、たびたびあったとか。8月には、相撲協会の公式YouTube番組をドタキャンします。
にもかかわらず、再三にわたり親方から注意を受けた逸ノ城は逆ギレ。親方に対し『弁護士をたてました。今後は弁護士を通してしか話ができません』と宣言したそうです。ほとほと困り果てた親方は、相撲協会に相談。11月に入り、相撲協会は逸ノ城や親方への聞き取り調査を始めています」(相撲協会関係者)
相撲協会が特に問題視しているのが、女将への暴行疑惑だ。
「女将は逸ノ城の酒癖の悪さを危惧し、飲みに出る時は一緒について行っていました。しかし逸ノ城は、それでも店員や周囲の客に暴言や悪態をつく。止めに入った女将を殴打し、ケガを負わせることもあったそうです。逸ノ城としては気分転換で飲みに出ているのに、女将が同席することで『監視されている』と感じストレスがあったのでしょう」(同前)
湊部屋の女将は、美人として角界では有名な人物だ。経歴も変わっている。
「埼玉医科大学大学院に在籍していたお医者さんなんです。同大の病院に入院していた力士を、親方が見舞いに来たことがキッカケで交際開始。01年に親方と結婚しています。ご両親も医師で、女将になってからも部屋の近く(埼玉県川口市)の老人ホームで働いていました。食事や力士の健康管理を常に考える、しっかり者の女性ですよ。
ただ、何事にも意見を言う性格の方でもあります。部屋での取材中でも女将が口を出し、親方が『それはイイから』と苦笑いする場面がたびたびみられました。逸ノ城にとっては、『煙たい』存在だったのかもしれません。親方も、頭が上がらない様子でした」(同前)
今回の騒動は、部屋内部での単なる揉め事では済まされない。親方が女将への暴行で被害届を出せば、刑事事件にもなりかねないのだ。警察が動けば、逸ノ城の破門という最悪の事態になる可能性もある。


写真:ロイター/アフロ