続発!強権発動…中日・立浪監督「選手会長の京田放出」意外なワケ | FRIDAYデジタル

続発!強権発動…中日・立浪監督「選手会長の京田放出」意外なワケ

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立浪監督の発案でバレリーナのようなバスマットをつけさせられたブライト(画像:共同通信社)
立浪監督の発案でバレリーナのようなバスマットをつけさせられたブライト(画像:共同通信社)

まさか選手会長を……。

ドラゴンズファンは、驚きを隠せないだろう。11月18日、中日は京田陽太(28)とDeNAの砂田毅樹投手のトレードを発表した。3日前には、チーム日本人最多本塁打(9本)を記録した阿部寿樹を放出し楽天から涌井秀章投手を獲得したばかり。相次ぐサプライズの背景には、何があるのだろう。

「立浪和義監督(53)の意向ですよ。立浪監督は、守り勝つ野球を目指しています。今季はともに満足のいく成績を残せなかった砂田と涌井(それぞれ0勝0敗、3勝4敗)ですが、新型コロナウイルス感染やケガなど不運な要因がありました。復調すれば、中継ぎや先発の柱として十分計算できるでしょう」(スポーツ紙担当記者)

ドラ1選手に「バレリーナ」マット

攻守の要で選手会長でもあった京田がトレードに……(画像:共同通信社)
攻守の要で選手会長でもあった京田がトレードに……(画像:共同通信社)

立浪監督は2000本安打を記録し、「ミスタードラゴンズ」と呼ばれた天才打者だ。確固たる打撃理論を持ち、選手に求めるレベルも高い。

「自身の考えが強いため、周囲と食い違いが生じることもあります。一軍打撃コーチだった中村紀洋とは、指導方針の食い違いで衝突したといわれます。中村は今年5月に二軍へ『降格』されました。立浪監督は、他人に任せることがあまり得意ではないようです。

今秋のキャンプでは、独自のアイディアで体感速度150kmというソフトボール用のピッチングマシンを導入。昨年のドラフト1位・ブライト健太には、バレリーナのようなバスマットをつけて打撃練習させました。身体の開きを防ぐためのアイテムだそうですが……効果は未知数です」

冒頭の京田の電撃トレードの話に戻ろう。京田は17年の新人王。18年からはショートで2年連続のリーグ最高守備率を誇り、選手会長も務めた。そんな「チームの顔」の放出にも、立浪監督の強権が影響しているという。

「立浪監督は積極的に野手へ声をかけ、みずから熱心に指導してきました。京田は、チームの中心になってもらいたい存在だったのでしょう。期待が大きかっただけに、失望感も強かった。5月4日のDeNA戦では、開幕から調子が上がらず攻守に精彩を欠く京田を『戦う顔をしていない』と、試合中にもかかわらず名古屋へ『強制送還』します。

強い中日を取り戻すには、血の入れ替えも辞さない。立浪監督は、6月ごろから京田のトレードを考えていたようです。京田も我が強い選手。打撃フォームの変更を要求されても、変えなかったといわれます。ともに本職がショートということもあり、自身の考えがしっかりした2人の関係がギクシャクするのはやむを得なかったのかもしれません」(球団関係者)

今季の中日の退団者は16人。開幕スタメンに名をつらねた3人が、チームを去っている。立浪監督のラディカルな改革は、功を奏すのだろうか。

チーム日本人最多本塁打を記録した阿部も移籍(画像:時事通信社)
チーム日本人最多本塁打を記録した阿部も移籍(画像:時事通信社)
  • 写真共同通信社 時事通信社

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