二階俊博が「前警察庁長官・中村格」を高級中華でもてなした理由 | FRIDAYデジタル

二階俊博が「前警察庁長官・中村格」を高級中華でもてなした理由

店から出てきた幹部たちの手には大きな土産物が……

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東京・麻布十番(港区)にある中華料理店『富麗華(ふれいか)』。11月11日の夜、このディナーコースが一人約1万4000〜5万3000円という高級中華料理店の前に、ガッシリとした体格のSPらしき男性が何人も立っていた。

夜9時過ぎ、店の中からスーツ姿の男性が出てきた。前警察庁長官の中村格(いたる)氏(59)である。8月に安倍晋三元首相の銃撃事件の責任をとって辞任した人物だ。

『富麗華』から出てくる中村氏(左)と露木氏。他の幹部たちとともにお土産らしき紙袋を持ち、店を後にした 撮影:田中俊勝
『富麗華』から出てくる中村氏(左)と露木氏。他の幹部たちとともにお土産らしき紙袋を持ち、店を後にした 撮影:田中俊勝

「この日、二階俊博元自民党幹事長(83)主催の宴会が開かれたのです。名目は引責辞任した中村氏の『慰労会』です。出席者は二階氏の他に、林幹雄(もとお)氏(75)、武田良太氏(54)ら二階派の重鎮。そして警察庁側からは中村氏と現警察庁長官の露木康浩氏(59)、同次長の緒方禎己(よしみ)氏(59)などが出席した。総勢で10人以上の大きな会だったそうです」(永田町関係者)

店から出てきた中村氏や警察庁の最高幹部たちは、手にお土産と思われる大きな紙袋を持っていた。二階氏は11月5日に新型コロナ陽性と診断されたばかり。10日には和歌山県知事選の立候補者の出陣式に駆けつけるなど復調の兆(きざ)しがあるとはいえ、病み上がりの身体を押してまで、彼らをもてなした理由はなんなのか。ジャーナリスト・鈴木哲夫氏が語る。

「二つの目的があったと思われます。一つは文字通り、詰め腹を切らされるような形で辞めることになった中村氏を慰労すること。もう一つは警察庁とのパイプの強化です。警察庁の持つ情報力は強力なので、今後の二階派のためにも関係を深くしておきたいという目的があったのではないでしょうか」

同時に中村氏にとっても「メリット」があったようだ。自民党関係者が語る。

「ほとぼりが冷めれば、中村氏が官房副長官や内閣情報調査室のトップなどに返り咲く可能性はある。復権の下地作りとして、二階さんとの関係を強化しておこうという考えはあったでしょう」

「雌伏の時」を過ごす両者の思惑が絡みあった夜だったようだ。

11月10日、和歌山で行われた県知事選の出陣式に参加した二階氏。最近は”死亡説”が流れるなど、散々な目に
11月10日、和歌山で行われた県知事選の出陣式に参加した二階氏。最近は”死亡説”が流れるなど、散々な目に

「FRIDAY」2022年12月2・9日号より

  • 撮影田中俊勝(1枚目写真)

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