「当時から”別格”だった」三笘薫 幼馴染が明かす衝撃の過去 | FRIDAYデジタル

「当時から”別格”だった」三笘薫 幼馴染が明かす衝撃の過去

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W杯一次予選の第一戦において下馬評を覆し、2-1とドイツに歴史的な勝利をおさめた日本。三笘薫(25)(ブライトン/イングランド)は、57分から長友佑都(FC東京)に代わって出場した。得意のドリブルで敵陣に切り込み、75分の同点ゴールのシーンでは敵陣左サイドから、同じく途中出場の南野拓実(モナコ/フランス)へ息の合った縦パスを供給。堂安律(フライブルク/ブンデスリーガ)の同点弾の起点となった。

世界に通用する”ドリブラー”として存在感を放つ三笘だが、彼の強さの理由は一体何なのか。小学校低学年のころから彼を知る人物に、その秘密を教えてもらった。

ドイツ戦では得意のドリブルでチャンスを作った三笘(25)
ドイツ戦では得意のドリブルでチャンスを作った三笘(25)

「(三笘)薫とは小学校の1年の終わりか2年のときに川崎の小学生サッカークラブ『さぎぬまSC』で会いました。当時からめちゃくちゃうまかったです。チームで一番うまかったですね。まだそのころは小さかったので、将来プロになるとか、そこまではお互い考えてはいませんでしたが(笑)」

そう話すのは、川崎フロンターレの下部組織でともにプレーし、現在「エブリサ藤沢ユナイテッド」でプレーする岸晃司(こうじ)氏。三笘のサッカーへの熱意が当時から“別格”だったと振り返る。

「練習はいつも最初に来て最後に帰るくらい熱心でした。練習が終わっても、ずっと(田中)碧と体幹やってたりとか。準備から練習終わりまでしっかりやってるイメージです。プロになる選手はサッカーが好きで、取り組む姿勢が全然違いました。とにかくサッカーが好きで、四六時中サッカーの話をしてるんです。サッカーのために必要なことは、どれだけキツくてもちゃんとやる。他の選手はサッカー以外の話をしたり、ちょっとくらい手を抜いてもいいじゃんっという意識も少なからずありましたが、プロになる選手は当たり前に練習をこなしていました」

『キャプテン翼』のコンビになぞらえ「翼くんと岬くん」と呼ばれた三笘(左端)と岸選手(右端)
『キャプテン翼』のコンビになぞらえ「翼くんと岬くん」と呼ばれた三笘(左端)と岸選手(右端)

田中碧(あお)は、三笘、岸選手と同じく川崎フロンターレの下部組織でプレーし、現在はドイツのフォルテゥナ・デュッセルドルフで活躍中。今回のW杯メンバーにも三笘とともに選ばれている。

「碧も薫も本当にサッカーを楽しんでました。練習はキツイと思うんですが淡々とこなす。そして練習が終わったら、練習がキツイという話ではなくて『どうやったらあいつをドリブルで抜けるかな』とか話してるんですよ。キツイ練習に手を抜かず、しかも同時にサッカーを楽しむというところが、薫や碧は“別格”なんです。プロとプロにならなかった選手の差ってそこかなと思います。好きなものにどれだけ貪欲になれるかという……」

森保監督の、後半からの攻撃的な采配が奏功した日本。次のコスタリカ戦(11月27日、日本時間19時スタート)も、ストイックにサッカーに打ち込み続けた三笘、そして同じチームでともに成長した田中がカギとなるのか。目が離せない。

  • 写真岸選手提供(幼少期)・金子拓弥(試合)

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