<p>〈現在、国内のコンビニエンスストア（以下コンビニ）は約5万5千店舗ほどで、年間来店客数はなんと155億人。国民一人当たりでは年間129回、3日に1回のペースで来店している計算になり、日本人の生活に欠かせない存在と言えるだろう。</p>
<p>155億のパイを取り合うために、セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートのコンビニ三社は常に新商品を開発してきた。</p>
<p>1973年にセブン-イレブンが「おでん」を発売。1986年にはセブン-イレブンがおにぎりの「シーチキンマヨネーズ（現：ツナマヨネーズ）」、ローソンが「からあげクン」を発売。2006年にはファミリーマートが「ファミチキ」を発売し、2009年にローソンが「プレミアムロールケーキ」、2014年にファミリーマートが「フラッペ」を発売と簡単に説明しても、これだけの商品開発の歴史がある。</p>
<p>最近では商品だけでなく、コンビニアプリの開発競争も激しい。</p>
<p>今回は本部社員として働いた現場経験を活かし、コンビニに関する講演・セミナーへの登壇やテレビ・ラジオ番組への出演など精力的に活動しているコンビニ研究家の田矢信二さんが、コンビニおすすめ商品とコンビニのアプリについて解説する〉</p>
<figure id="attachment_277530" aria-describedby="caption-attachment-277530" style="width: 3861px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="a19a0ee0"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_36609906.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277530" class="wp-caption-text">コーヒーに強みがあるファミリーマート</figcaption></figure>
<p>コンビニには様々な食に関連する商品が多く、最近では専門店にも負けないレベルになる新商品も発売されるようになりました。これができるのも、毎週のように新商品が生み出されるコンビニならではの商習慣があるからです。</p>
<p>そんなコンビニの商品について、各社のおすすめ商品トップ2を紹介したいと思います。</p>
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<h3>コンビニ研究家田矢信二が解説！大手三社の強みを活かしたおすすめ商品</h3>
<h4>セブン-イレブンでは冷凍食品がおすすめ！</h4>
<p>「セブンプレミアムゴールド　とみ田つけめん」</p>
<p>有名店「中華蕎麦　とみ田」を再現している冷凍食品です。濃厚な豚骨魚介スープに、コシのある太麺がよく絡み、やみつきになります。</p>
<p>「セブンプレミアムゴールド　金のボロネーゼ」</p>
<p>濃厚なデミグラスに肉の旨みが広がるボロネーゼが冷凍食品とは思えないレベルのパスタに仕上がっています。</p>
<p>この2品は、おうち時間を充実させるために是非とも自宅にストックしておきたい商品です。</p>
<h4>ファミリーマートではコーヒーがおすすめ！</h4>
<p>コーヒーマシーンで作る「栗ざんまいマロンフラッペ」</p>
<p>マロンダイス・マロンペースト・マロン味クッキーの3種を配合した栗ざんまいの商品で数量限定です。オフィスでも、自宅でも本格カフェにいるような気分が味わえます。</p>
<p>「カフェラテ　ビター」</p>
<p>世界チャンピオンのバリスタである粕谷哲氏と共同開発した商品。後味にコーヒーの心地よい苦味が残るように仕立てたカフェラテで、使用するコーヒー豆は「カフェラテ 　ビター」専用の割合でブレンドしており飲みやすく、お手頃価格なため、サラリーマンにおすすめです。</p>
<h4>ローソンではスイーツがおすすめ！</h4>
<p>「濃密カヌレ」</p>
<p>牛乳・卵・カヌレ専用のミックス粉・発酵バター・ラム酒・バニラシードなどを配合した生地原料を寝かせた後、カヌレの型に入れ、長時間じっくりと焼きあげることで、外側はカリッと、中側はもっちりとしたカリモチ食感が楽しめる商品です。</p>
<p>「Uchi Café 生カスタードエクレア」</p>
<p>プレミアムエッグを使用したカスタードエクレアです。卵の甘み・コクの感じられるカスタードクリームに、隠し味でブランデーを加え、食べ飽きない味に。また口どけのよいチョコが食感を贅沢に演出しています。女性支持の厚いローソンならではのコンビニスイーツですね。</p>
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<div data-friday-nextpage-lead="専門家おすすめの「コンビニアプリ」"></div>
<h3>コンビニアプリが、今熱い！！</h3>
<p>コンビニをさらにお得に利用するためには、携帯のアプリの活用がかかせません。現状、コンビニを利用するヘビーユーザーが使用するものですが、メリットが非常に大きいためまだ利用したことがない方もぜひ使ってみてほしいと思います。</p>
<p>それでは各社のアプリのお得情報を教えていきたいと思います。</p>
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<h4>セブン-イレブン</h4>
<p>①商品の店舗在庫が検索できる。<br>
②どれくらい商品を購入したかわかるゲーム感覚のバッジ制度がある。</p>
<p><span class="strongInContent">「利用頻度などでランクが上がるバッジ制度は、コンビニマニア向けですが、面白いアイデアです。商品の在庫が検索できるのは、おにぎりやサンドイッチなどお目当ての商品を探し回らずにすむので助かります。また、割引・無料クーポンがトップ画面に大きく表示されるのが、見やすく、とても使いやすいです」</span></p>
<h4>ファミリーマート</h4>
<p>①ファミマのボトルキープ<br>
②毎月第2、第4金曜日に3000円以上チャージで商品の無料クーポンがもらえる。</p>
<p><span class="strongInContent">「アプリ内に購入画面があり、ファミマル天然水およびファミマルお茶各種を12本購入なら2本分。24本購入なら5本分得して購入できる制度。購入日含む91日間有効なので、ファミリーマートで飲み物を買っている方は使ったほうが絶対にお得です！」</span></p>
<h4>・ローソン</h4>
<p>①お試し引換券の発券と予約ができる。<br>
②毎月もらえる無料クーポンがある。<br>
③スマホレジ機能が便利。</p>
<p><span class="strongInContent">「まず、お試し引換券が予約できるのがうれしい。スマホレジとは、アプリを起動させ、店内の商品バーコードを読み取ってアプリ上で会計ができるシステム。読み取りが終わったらＱＲコードが表示されるので、店の専用端末にスキャンするだけの便利な会計システムになっています。対象店舗が少ないですが、今後どんどん拡大してほしいところですね」</span></p>
<h3>コンビニのこれから</h3>
<p>コンビニ大手三社は、スマホが手放せない若い世代に向けてアプリを活用した新規顧客の戦略を開始し、利用頻度が高い固定客である40代以上に向けてはお手頃で美味しい商品の提供をさらに追求していくでしょう。</p>
<p>コンビニ商品=日本の食文化という認識も訪日外国人観光客にはあるので、インバウンド客の獲得に向けて、大手三社は様々な経営努力を行っています。全ての利用者に向けて新商品を開発し続けているコンビニの動向から目が離せません。</p>
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<figure id="attachment_277529" aria-describedby="caption-attachment-277529" style="width: 5000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="bf7e10d7"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_98123645.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277529" class="wp-caption-text">冷凍食品に強みがあるセブン-イレブン</figcaption></figure>
<figure id="attachment_277528" aria-describedby="caption-attachment-277528" style="width: 8256px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="094edf64"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/11/aflo_105284412.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277528" class="wp-caption-text">スイーツに強みがあるローソン</figcaption></figure>


近畿大学商経学部卒業。幼少期は実家の小さなおもちゃ屋で商売を学ぶ。<br />
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その後、セブン-イレブン、ローソンを経て、コンサルタント会社でも勤務。<br />
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コンビニの商品や売場全般に詳しく、お店に訪れ消費者目線で買い物して試食する毎日。<br />
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本部社員として働いた現場経験を活かし、コンビニに関する講演・セミナーからテレビ・ラジオ番組などにも出演。<br />
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コンビニをテーマにした記事への取材なども。アジア企業へのコンビニをテーマにした企業講演の依頼も多い。<br />
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主な著書に『セブン-イレブンで働くとどうして「売れる人」になれるんですか? 』、<br />
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『ローソン流アルバイトが「商売人」に育つ勉強会』（以上、トランスワールドジャパン）がある。

田矢信二

〈現在、国内のコンビニエンスストア（以下コンビニ）は約5万5千店舗ほどで、年間来店客数はなんと155億人。国民一人当たりでは年間129回、3日に1回のペースで来店している計算になり、日本人の生活に欠か

コンビニ専門家が解説！大手三社で「これを買え！」別格商品

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