<p>カタールの地で熱戦を繰り広げる森保ジャパン。初戦はドイツ相手に大金星を挙げた一方、２戦目のコスタリカには無得点で敗北。勝ち点３で敗退の危機に立たされている。</p>
<p>激闘を振り返り、「森保（一・54）監督の采配の明暗が分かれた２試合だった」と語るのはスポーツライターのミムラユウスケ氏だ。</p>
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<h3>グループリーグ第1戦<br>
日本VS.ドイツ<br>
２—１</h3>
<figure id="attachment_277947" aria-describedby="caption-attachment-277947" style="width: 2981px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d23c0ee3"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/CI1I6240.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277947" class="wp-caption-text">決勝点を挙げた浅野。試合後の取材には「みんなで勝ち取ったゴール」と喜びを語った</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「ドイツ戦の勝因は、間違いなく後半開始からのシステム変更です。４バックから３バックへ大胆に変え、逆転を呼び込んだ。森保監督はずっと修正力が課題と言われてきました。過去に先制された13試合の成績は２勝１分10敗。勝率は直近の５人の代表監督の中で一番悪いんです。しかし、この試合では勇気を持って判断し、歴史的勝利をもぎ取りました。途中出場した堂安（律・24）と浅野（拓磨・28）が得点を挙げたことも見逃せません」</span></p>
<p>一方、コスタリカ戦の采配には疑問が残る。</p>
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<p><span class="strongInContent">「ドイツ戦からスタメンを５人変えました。ローテーションは必要ですが、ここまで変更する必要があったのか……。選手交代も後手に回った。相手が対応できていなかった三笘（薫・25）を中心に攻めるよう、選手に明確に指示を出すべきでした。さらに、ゴール前に飛び込める南野（拓実・27）を後半37分ではなくもっと早く投入していれば、よりチャンスは増えたと思います」（ミムラ氏）</span></p>
<p>決勝トーナメント進出へ、森保監督には再び勇気を持った采配を見せてほしい。</p>
<figure id="attachment_277944" aria-describedby="caption-attachment-277944" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b451b2cd"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/052A0350.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277944" class="wp-caption-text">喜びの声を上げる三笘（左）、板倉（中央）、伊東（純也・29）。勝利に感情を爆発させた</figcaption></figure>
<figure id="attachment_277950" aria-describedby="caption-attachment-277950" style="width: 662px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="5b242fb9"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/TS87020.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277950" class="wp-caption-text">優勝４度の強豪を逆転で撃破。終了の笛と同時にベンチからは選手たちが飛び出した</figcaption></figure>
<h3>グループリーグ第2戦<br>
日本VS.コスタリカ<br>
0 —１</h3>
<figure id="attachment_277949" aria-describedby="caption-attachment-277949" style="width: 965px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b922f0c5"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/TPW_20221127_1055.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277949" class="wp-caption-text">ハードワークを武器にドイツ戦では躍動した遠藤（航・29）。しかし２戦目は存在感を示せず</figcaption></figure>
<figure id="attachment_277943" aria-describedby="caption-attachment-277943" style="width: 954px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="0c8f9911"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/M1_2735.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277943" class="wp-caption-text">相手のペナルティーエリア内のタッチ数はわずか２回。一瞬の隙を突かれての失点だった</figcaption></figure>
<div data-friday-nextpage-lead="スペイン戦ではこの選手が要注意！"></div>
<h2>運命のスペイン戦<br>
警戒すべきキーマンたち</h2>
<p>12月２日朝４時にキックオフを迎えるグループリーグ第３戦・スペイン戦。「死の組」突破へ、敗北は絶対に許されない。スポーツライターの中山淳氏は「無敵艦隊のキャプテンをどう抑えるか」を課題に挙げる。</p>
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<p><span class="strongInContent">「中盤のセルヒオ・ブスケツ（34）はスペインのパスサッカーの体現者です。左右へ効果的なパスを散らし、日本の守備陣形にズレを生じさせてきます。ブスケツの自由を奪うため、第２戦でドイツは中盤の選手をトップ下に置き、ブスケツをマークさせました。この戦い方は参考にすべきです。マッチアップする鎌田（大地・26）が、ブスケツへハードにプレッシャーをかけ続けることが重要です」</span></p>
<p>スペインの攻撃のキーマンとなるのは、グループリーグで２戦連発と絶好調のエースだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「フォワードのアルバロ・モラタ（30）は生粋の点取り屋で、常に駆け引きを仕掛けてくる。日本の守備陣では板倉（滉・25）に期待したいですね。モラタ相手に、どこまで粘り強くマークできるかが鍵だと思います」（中山氏）</span></p>
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<p>チームの心臓とエースを封じ込めれば、失点リスクは激減する。その上で、日本は勝つために何を狙えばいいのか。</p>
<p><span class="strongInContent">「スペインは陣形をコンパクトにし、ショートパスを多用するため、守備ラインはとても高い。その裏には広大なスペースがあります。また怪我人が多く、所属チームでは中盤をこなすロドリ（26）がセンターバックを務めている。快速を活かして浅野や前田（大然・25）がその裏を突けるかが、勝負の分かれ目になります」（スポーツ紙サッカー担当デスク）</span></p>
<p>&#8220;ドーハの歓喜&#8221;の再現を、日本中が望んでいる。</p>
<h3>アルバロ・モラタ（30）FW</h3>
<figure id="attachment_277948" aria-describedby="caption-attachment-277948" style="width: 2646px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="ff2ba795"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/GettyImages-1245030365-1.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277948" class="wp-caption-text">相手の裏を突く動きが得意な万能ストライカー。所属チームでの好調を維持したまま、W杯でも結果を残し続ける</figcaption></figure>
<h3>セルヒオ・ブスケツ（34）MF</h3>
<figure id="attachment_277946" aria-describedby="caption-attachment-277946" style="width: 1435px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="46614eb0"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/aflo_204878117.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277946" class="wp-caption-text">無敵艦隊の攻撃のタクトを振るベテラン。抜群のパスセンスと戦術眼を持つ一方で、体力面では不安を残す</figcaption></figure>
<h3>ロドリ（26）DF</h3>
<figure id="attachment_277945" aria-describedby="caption-attachment-277945" style="width: 1406px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="11a11d7c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/aflo_204698762.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-277945" class="wp-caption-text">190㎝という身長を買われ、人員不足のセンターバックへ。能力は高いが経験値は低い。その隙に付け込めるか</figcaption></figure>
<p>『FRIDAY』2022年12月16日号より</p>


JMPA代表撮影（1~3枚目、５枚目）高須 力　（4枚目）　ゲッティイメージズ（６枚目）　アフロ（7~８枚目）

サッカーW杯での日本代表は１戦目のドイツには勝利したものの、2戦目のコスタリカ戦では課題の残る結果となった。次なる強豪・スペイン戦はどう挑むべきか。主要選手の解説とともに分析――！

運命の一戦前に徹底分析！森保ジャパン“ドーハの歓喜”をもう一度

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