『スッキリ』終了の余波…次に打ち切りが噂される「あの長寿番組」 | FRIDAYデジタル

『スッキリ』終了の余波…次に打ち切りが噂される「あの長寿番組」

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『スッキリ』は来春に、16年の歴史に幕を下ろす。日テレの決断は、業界内でも大きな波紋を広げているという
『スッキリ』は来春に、16年の歴史に幕を下ろす。日テレの決断は、業界内でも大きな波紋を広げているという

来年3月での放送終了が決まった『スッキリ』(日本テレビ系)。発表から約1ヵ月が経つ中、その余波が思わぬところにも及んでいる。

同番組は2006年の放送開始以来、長く日テレの朝の顔として愛されてきた長寿番組だ。日テレは放送終了の理由を「テレビを取り巻く環境やニーズの変化に対応するため」と説明した。しかし、終了の要因はそれだけではないという。

「番組内の発言や報道内容について放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議が入るなど、環境の変化についていけなくなったのは事実です。ただ別の理由もある。コロナ禍で各局とも制作費削減を余儀なくされており、その煽りを受けた形です。MCの加藤さん(浩次・53)のギャラは1回で約80万円、年間2億円といわれていますからね」(スポーツ紙芸能デスク)

民放の雄である日テレが今まで不可侵だった領域にもメスを入れたことで、他局もその動きに追随する可能性が高まっているという。そんな中、関係者の間で次の終了候補といわれているのがTBSの昼の顔である『ひるおび』だ。

2009年3月の放送開始から、来年で満14年を迎える長寿情報番組。しかし、最近は視聴率低迷にあえいでいる。制作会社関係者が明かす。

「2012年〜2020年まで9年連続で同時間帯トップの平均視聴率を獲得。常時6〜7%と高水準で推移していました。しかしここ1〜2年は平均視聴率が3〜4%に急降下。昨年にはついに同時間帯の年間視聴率1位の座を『大下容子ワイド!スクランブル』(テレビ朝日)に奪われ、その後も低迷が続き、かなり厳しい状況です。トリンドル玲奈(30)やトラウデン直美(23)を新たに起用するなど、視聴者層の若返りを図っていますが、うまくいっていない。むしろメインである主婦層の視聴者離れを起こしており、さらに状況を悪化させています」

拍車をかけているのが、MCの恵俊彰(57)の出演料だ。

「恵さんのギャラは加藤さん以上といわれています。視聴率低迷にMCの高額ギャラが制作費を圧迫するのは『スッキリ』と同じ図式。TBSも厳しい懐事情が続いていますから、番組終了検討の声が上がるのは仕方ないでしょう。『スッキリ』と同じ来年の春か、または秋の改変期での終了の噂が上がっています」(同前)

『スッキリ』の終了に伴い、どの局も番組の見直しの時期を迎えている。一時代を築いた『ひるおび』もその例外ではなく、番組の継続へ、大きな分岐点に立たされている。

  • 写真足立 百合

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