「オレのコースだった」「ブラボー!」…日ハム清宮「ビッグマウス連発」の裏に新庄監督の意外な狙い | FRIDAYデジタル

「オレのコースだった」「ブラボー!」…日ハム清宮「ビッグマウス連発」の裏に新庄監督の意外な狙い

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契約更改後「おれが主役」と書かれた色紙を持ち気合の入った表情を見せる清宮(画像:共同通信社)
契約更改後「おれが主役」と書かれた色紙を持ち気合の入った表情を見せる清宮(画像:共同通信社)

日本ハムの清宮幸太郎(23)が「舌好調」だ。

12月2日に、1600万円増の3300万円で来季の契約を更改。報道陣へは「(来季)誰よりも本塁打を打つ。打点を稼いでボス(新庄剛志監督)を胴上げしたい」と誓った後、こう語った。

「(本塁打を打ったら)全部(サッカーW杯で活躍した堂安律のセリフ)『オレのコースだったんで』って言おうかな」

12月4日に北海道札幌市内で行われたトークショーに出席した際には、サッカー日本代表のユニフォームを着て登場する。背中に自身の名前「KOTARO」の文字と背番号「21」が。「ホームラン40本打ちたい」と宣言すると、長友佑都ばりの雄叫びをあげた。

「ブラボー~~~!」

意外に大打者と遜色ない本塁打数

これまでの清宮には、穏やかなイメージがあった。キャラ変とも受け取れる放言連発。周囲も戸惑い気味だというが、背景には何があるのだろうか。

「口では『理想とは違う』と言っていますが、今季の結果にある程度の自信を得たのでしょう。プロ入りして初めて1塁のレギュラーに定着し、シーズン通して一軍にいられましたから。打率.219とはいえ、本塁打数はチームトップの18本。プロ5年間で通算39本です。

今季56本を放ち三冠王を獲得した同期のヤクルト村上宗隆があまりに偉大すぎるので見劣りしますが、決して悪い数字ではありません。同じ高校からプロ入りし横浜で4番を務めパイレーツなどで活躍した、筒香嘉智の同期間の本塁打数は44本。6度の本塁打王に輝いた、西武の『おかわり』中村剛也が33本です。清宮にも、またまだ伸びシロがある。来季以降、大きく成長するかもしれません」(球団関係者)

清宮のビッグマウスぶりには、新庄監督の意向も影響しているという。

「清宮は育ちが良く、おっとりした性格です。一所懸命に練習していても、のんびりした雰囲気がただよっているんですよ。ミスをしても、ニコニコしている場面も時おり見られます。口では『必死です』と言いながら、気持ちに余裕があるのでしょう。

新庄監督としては、もう一皮も二皮もむけて主砲としてチームを引っ張ってもらいたいと考えていると思います。本気になってもらいたいと。そのために、あえて大きな事を言って自分の言葉に責任を持たせようとしているようです。有言実行で、もっと自分を追い込んでもらいたいのでしょう」(スポーツ紙担当記者)

来季は新球場で心機一転する日ハム。清宮は「新チームの顔」になれるだろうか。

「新庄監督の期待は、厳しい判断への裏返しでもあります。来季覚醒できないようなら、清宮にとってツラい決断が下されるかもしれません。戦力として構想から外れ、他球団へトレードに出される可能性もあるんです。来季の契約を選手に通達しない『ノンテンダー』を行った日ハムであれば、決してない話ではありませんよ」(同前)

清宮はビッグボスの期待通り有言実行できるか。来季はビッグマウスの真価が問われる。

  • 写真共同通信社

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