【試し読み付】作者が『さんま御殿』出演で大ブレイク!『定額制夫のこづかい万歳』が注目を集める理由
現在『モーニング』連載中の『定額制夫の「こづかい万歳」〜月額2万千円の金欠ライフ〜』が、作者の吉本浩二氏とあわせて話題になっている。というのも、吉本氏はマンガ家でありながら、直近のわずか4ヵ月で『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に二度出演するという異例の人気を誇るからだ。
11月22日に放送された『さんま御殿』番組内では、やりくりの苦しさを吐露した吉本氏にDJ KOO氏(61)も同調。定額制夫らしいエピソードを披露して、スタジオ内の爆笑をさらったのだった。
なぜこのマンガと吉本氏がこれほどまでに共感を呼ぶのか――。それは、家族をもった中年男性が誰しも経験する「おこづかい」のやりくりの仕方について、独自の視点からユーモアたっぷりに描いているからに他ならない。
作品の主人公であり作者である吉本氏は「2万1000円」を毎月のおこづかいとしてもらっている。それをフルに活用して、いかにして楽しい「おこづかいライフ」を過ごすかに苦心するのだが、その葛藤が実に面白い。たとえば仕事に煮詰まったときなどここぞというときに、好きなお菓子を物色するのだが、数円単位で節約しようとする工夫につい心を動かされてしまうのだ。

さらに、話を重ねるごとに新たな「おこづかいやりくりマスター」が続々登場する。吉本氏のご近所さんである工藤さんは、吉本氏よりさらに少ない「2万円」のおこづかいであるが、そのやりくりの上手さたるや吉本氏をしのぐほどだ。
彼はローソン関連ストアでゲットできる「ポンタポイント」をフル活用しての驚きの節約テクニックを披露し、吉本氏を唸らせる。吉本氏に共感していた読者もこれには舌を巻くしかない。
コミックス第1巻では、他にも驚きの「おこづかいやりくりマスター」が登場。1話完結のストーリーで読みやすく、節約の仕方が参考になるのでなかなかに実用的だ。ついつい読み進めてしまう中毒性のある本作は、第1〜4巻が絶賛発売中。さらに最新刊第5巻が12月22日(木)に発売を控えており、今後の展開が見逃せない。