サッカー代表と夕食会、大胆Ｔシャツ姿披露…韓国美人ファーストレディ「連日の精力活動」の理由

「一つの目標に向かって４年間、汗を流して努力した結果が16強という成果だったのでしょう。国民の熱い応援に報いてくれたことに、ファンの一人として感謝します」

12月８日、尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領がサッカー韓国代表選手たちを招いて青瓦台（旧大統領府）迎賓館で開いた夕食会。同席したファーストレディの金建希（キム・ゴンヒ）氏（50）は、こう語って選手を慰労した。

「夕食会に出されたのは、豚肉のポッサム、牛ロース、アワビ、季節野菜などです。金夫人は、主将のソン・フンミンなど選手やコーチに積極的に話しかけていました。代表チームから全員のサインの入った赤い公式ユニフォームやサッカーボールをプレゼントされ、ご満悦の様子でしたよ」（韓国紙記者）

金夫人が、精力的に動き回っている。夕食会が行われた日の日中は、大胆な黄色いＴシャツを着て南部・釜山でのボランティア活動に参加。児童養護施設で育った若者が創設したカフェを訪れ、「若い人が自立できるように人々が助け合う社会を実現することが大切だ」と語った。金夫人が活発に活動する背景には、特別な事情があるようだーー。

人気が一転し批判にさらされるワケ

尹大統領が就任した当初（22年５月）、金夫人の人気は絶大だった。21年12月に発足したファンサイト「ゴンサラン（建希愛している）」の会員数は当初３万人ほどだったが、尹氏が大統領に就任してから10万人近くに。要因は金夫人の気さくな性格にある。

「ファーストレディになっても、繁華街の市場で食事をテイクアウトするなど庶民的な言動が支持されたんです。私生活も自身のインスタグラムで気軽に公開しています。インスタに載った愛用の白いサンダル（約3500円）やスカート（約5500円）が話題となり、各ショップで完売に。韓国の大手通販サイトで『金建希』と検索すると、2500件以上がヒットするほどの人気ぶりでした」（韓国紙記者）

だが、最近は人気が一転。批判にさらされることも多くなったという。スキャンダルが次々に浮上しているのだ。

「多数の株を持つ自動車販売会社の株価操作や高価な宝石の資産申告漏れ、博士号を受けた論文の盗作疑惑など疑惑のオンパレードなんです。

12月６日に青瓦台でベトナムの国家主席と会談した際の態度も、ネット上で『品格がない』『失礼だ』と非難されました。海外の要人に対し、金夫人は足を組んでスリッパ履き。だた首脳同士が足を組んで話し合うのは欧米では普通ですし、国会主席を招いたのは土足では入れない東洋式の部屋だったのですが……」（同前）

最近はやや回復したとはいえ、尹大統領の支持率は金夫人の人気とともに下降している。一時期20%台前半に落ち込んだことも。金夫人の影響力の大きさがうかがえるだろう。

「良くも悪くも、それだけ金夫人が注目されている表れでしょう。サッカー代表との夕食会やボランティア活動への参加も、夫の支持率を上げるためという側面があると思います。国民的人気の高い選手と会食し慈善活動をすることで、自身の評判も回復させたい狙いがあるようです」（同前）

尹政権の浮沈のカギとなっている金夫人の言動。ファーストレディには、気を安められる余裕はなさそうだ。