<figure id="attachment_280623" aria-describedby="caption-attachment-280623" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b7999e39"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/de21f9a5e8796b2df4170dad1cb9abea.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-280623" class="wp-caption-text">左からスティール、ヤハロン、ハープ選手。日本語も日々勉強中で、「知らんけど」が全員の口癖だという</figcaption></figure>
<p>競技人口は世界で１億人超、市場規模は1000億円を突破するなど、拡大の一途を遂げるｅスポーツ。日本でも数年前から爆発的に普及し、国内競技人口は400万人に達した、とも言われている。</p>
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<p>その中でも特に人気があるのが『リーグ・オブ・レジェンド（以下ＬｏＬ）』というゲームだ。５対５のチーム戦で行われる米国発のこのゲーム、総プレイヤー数は１億人を超え、11の国と地域でリーグ戦が行われている。世界大会の優勝賞金は約3.3億円。１億人のトップを目指して各国のプレイヤーがしのぎを削っている。なかでも強豪なのが中国・韓国で、毎年、この２国の代表チームが優勝争いを繰り広げている。</p>
<p>盛り上がりを見せる世界で、日本の人気チーム「デトネーション・フォーカス・ミー」（DetonatioN FocusMe、以下ＤＦＭ）が、先日、日本初の快挙を成し遂げた。このゲームの公式キャスターを務めるリクルート氏が解説する。</p>
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<p><span class="strongInContent">「９月に開幕した世界大会で、春の国際大会の王者である中国の超強豪チーム相手に、３本先取の試合の１本を取ったんです。最終的に敗れはしましたが、日本のチームが強豪から１本を取ったのは初めて。世界中のファンが沸きました」</span></p>
<p>その快挙を支えたのが「助っ人外国人」の存在だ。ＬｏＬの世界大会では各チームごとに助っ人外国人の起用が２人まで認められている。そこで、ＤＦＭは「ｅスポーツ大国」韓国からトップレベルの選手を続々スカウトし、世界大会での優勝を目指しているのだ。</p>
<p>FRIDAYは都内の寮で共同生活を行っている、３人の「スーパー助っ人外国人」を直撃取材した。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="日本に移籍したのはなぜか"></div>
<p><span class="strongInContent">「日本は食生活や文化が韓国と似ているので、生活もしやすい。ブラジルやトルコにもチームがありますが、そうした国では生活環境が違いすぎます。日本は韓国のプレイヤーにとっては距離も文化も近いので、この国に来てよかったと思っていますよ」</span></p>
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<p>最初に取材に答えてくれたのは「スティール」というプレイヤー名で活躍するムン・ジョンヨン氏（23）。韓国では子供のころからネットカフェなどでｅスポーツゲームで遊ぶ文化が根付いているため、卓越したプレイヤーが次々に生まれる。スティール選手も、もともとは韓国のトップチームに所属していた。そんな彼が日本に移籍してきたのはなぜか。</p>
<p><span class="strongInContent">「韓国は、国内のレベルが高いので、競争も激しい。そこでしのぎを削るより、日本のチームで戦って世界を目指すほうが面白いんじゃないかと思ったんです。日本は、これからさらに強くなるという潜在的な可能性がありますから」</span></p>
<p>チームワークがものをいうこのゲーム。メンバーはゲーミングハウスという寮で共同生活を送りながら練習し、世界大会出場を目指す。韓国リーグの最前線で活躍していたヤハロン（本名イ・チャンユ、22）は、共同生活を送る上でのサポートが充実していることも、日本を移籍先に選んだ理由の１つだと明かす。</p>
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<p><span class="strongInContent">「ゲーミングハウスでは、寝床や食事などを提供してもらっているので、基本的に生活費はかかりません。練習に専念できる環境を整えてもらっていることはありがたいですね」</span></p>
<p>日常生活のサポートだけではなく、「待遇」ももちろん移籍を決めた重要な要素。具体的な金額は契約上明かせないというが、年収は少なくとも４桁万円を保証されている。大会で好成績を残せば、1000万円クラスの賞金やインセンティブが載ってくる。日本への移籍はビジネスとしても魅力的なようだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「韓国の元チームメイトにこの待遇について話したら、羨ましがられましたよ（笑）。待遇面でも日本は魅力的ですから、今後、世界各国からトッププレイヤーが助っ人としてやってくると思います」</span></p>
<p>日本のチームでプレイをする中で、彼らに「帰属意識」は芽生えるのだろうか。今年、21歳という若さで韓国を離れたハープ（本名イ・ジヨン）がこう明かす。</p>
<p><span class="strongInContent">「実は当初は『日本のファンが受け入れてくれるのか』と心配もあったんです。でも、ＳＮＳでの交流やファンミーティングを通じて、日本のファンが僕たちを応援してくれていることが肌感覚でわかりました。自分たちが勝つことで、日本のｅスポーツがもっと盛り上がってほしいと思っています」</span></p>
<p>日本のｅスポーツ界に新たな風を呼び込む「助っ人外国人」。彼らとともに、日本のチームの名前が世界に轟く日も遠くないのかもしれない。</p>
<figure id="attachment_280624" aria-describedby="caption-attachment-280624" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="03d81c19"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/ff6c508469c75f8bd5e6336e52567520.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-280624" class="wp-caption-text">ゲーミングハウスで１日10時間以上ゲームの練習をする日もあるという。反射神経が重要なので、20代前半で引退するのが普通という厳しい世界だ</figcaption></figure>
<figure id="attachment_280625" aria-describedby="caption-attachment-280625" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="cbc2b98d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2022/12/be1dc18a192c4edb4856ec0cac7b2925.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-280625" class="wp-caption-text">全世界に配信された、DFMと中国チームとの試合。強豪から１本を取った時は世界中のファンが驚愕した</figcaption></figure>
<p>『FRIDAY』2022年12月30日号より</p>


丸山剛史

拡大の一途を遂げるｅスポーツ！国内競技人口は400万人と言われている。日本は、優勝を目指すために助っ人外国人を起用！彼らも日本への移籍をいいビジネスとし、日本を盛り上げるたに日々練習に励んでいる。

年収は最低４ケタ万円＆賞金も…！日本のｅスポーツチーム躍進を支える「助っ人外国人」の実像

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