韓国海軍レーダー照射事件 狙われた日本「次は弾丸が飛んで来る」 | FRIDAYデジタル

韓国海軍レーダー照射事件 狙われた日本「次は弾丸が飛んで来る」

韓国の逆ギレには深刻な国内事情が

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韓国海軍の駆逐艦「広開土大王」は日本海エリアの旗艦で「ゴールキーパー」という対航空機迎撃兵器を搭載
韓国海軍の駆逐艦「広開土大王」は日本海エリアの旗艦で「ゴールキーパー」という対航空機迎撃兵器を搭載

「火器管制(FC)レーダーを照射するというのは『攻撃』のサインであり、こめかみに拳銃を突きつけているに等しい危険な行為。今回の韓国側の対応は、常識外れとしか言いようがありません」(軍事フォトジャーナリスト・菊池雅之氏)

昨年12月20日、日本海で海上自衛隊のP1哨戒機が、韓国海軍の駆逐艦から火器管制レーダーを照射された問題で、日韓関係が史上最悪レベルの対立状態に陥っている。一歩間違えれば戦争に発展しかねない危険を冒しながら、なぜ韓国は一歩も引かないのか。

「今回韓国軍が救助したという北朝鮮船は、海上で荷物の受け渡しをする”瀬取り”という密輸行為や密漁を行っていた疑いがあり、日本のみならず英国など各国が監視をしている。北朝鮮の船と接触しているところを監視されるのがよほど気に障ったのでしょう」(前出・菊池氏)

何も問題がないなら、自衛隊の呼びかけに応答すればよかったが、韓国軍はそれをしなかった。それどころか、「レーダー照射はしていない」、「照射はしたが哨戒機が威嚇行為をしたからだ」などと主張が二転三転して対話にもならない逆ギレ状態だ。その背景には韓国の深刻な国内事情があると韓国軍元幹部が語る。

「文在寅(ムンジェイン)政権の支持率は、当初の80%台から43.8%まで急落し、最低記録を更新しました。さらに、労働政策に失敗して景気が急激に悪化。文政権は完全に追い詰められており、もはや残された道は反日感情を煽ることしかない。今回のレーダー照射事件も政権の意思が反映された結果です。そもそも遭難救助は基本的に海洋警察の仕事ですので、軍が動いていること自体おかしい。FCレーダーの照射も艦長の了解はもちろん、軍の上層部からの指示があった可能性があります」

今回日本は防衛省が反論の証拠映像を公表するなど、これまでにない強い態度で対応した。対して韓国側がますます逆上、ブチ切れという負の連鎖が続く。

「このままお互いが一歩も引かずに衝突し合えば、最悪の場合、国交断絶の可能性すらあり得ます」(前出・韓国軍元幹部)

本来は友好国のはずが、もはや日本は、韓国にとっては”仮想敵国”なのか。「コリア・レポート」編集長・辺真一氏は、「ポイントは竹島の領有権問題だ」として、こう指摘する。

「韓国には『竹島は自分たちのものなのに、日本が取ろうとしている』という強迫観念があります。昨年12月に韓国は竹島防御訓練を行い、日本が再三中止を求めたため、韓国はこれに過剰反応している。自衛隊の哨戒機がしつこく偵察活動をしてきたので、『竹島に手を出したら攻撃するぞ』という意思表示でレーダー照射を行ったのだと思います。韓国という国は、この種の問題で一度たりとも非を認めて謝ったことがありません。今回は、日本も引き下がらないので、行き着くところまで行ってしまう恐れがあります」

このまま一触即発のような緊張状態が続き、韓国軍の兵士が反射的に火器の引き金を引くような事態が起きれば――。戦争のきっかけは、突発的に飛んで来る一発の弾丸なのだ。

海上自衛隊のP1哨戒機。低空飛行をしたとされているが航空法上問題のない150m以上の高度を飛行した
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昨年10月に開催されたASEM首脳会議では、安倍首相の方を見ようとせずにそっぽを向いていた文在寅大統領
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  • 撮影菊池雅之(哨戒機、駆逐艦)写真アフロ

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