女性コンパニオンと混浴&不正経費1110万円…元通産官僚“品位を欠く”「不適切経費」驚きの中身 | FRIDAYデジタル

女性コンパニオンと混浴&不正経費1110万円…元通産官僚“品位を欠く”「不適切経費」驚きの中身

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防衛庁装備局へ出向していた当時の鴇田氏(画像:共同通信社)
防衛庁装備局へ出向していた当時の鴇田氏(画像:共同通信社)

〈女性出張コンパニオンを手配した場合には、おおむね毎回、露天風呂において男性はタオルで局部を隠し、女性は(中略)湯あみを着用した状態で、混浴を実施していたことが認められた〉

12月15日にエネルギー関連企業「TOKAIホールディングス」(静岡県静岡市、以下「TOKAI」)が公表した182ページにおよぶ報告書には、驚きの「不適切な経費の使用」の中身が記されていた。

同社が問題視したのは、05年6月から社長を務めていた鴇田勝彦(ときた・かつひこ)氏(77)のカネの使い方と用途だ。社外の有識者で構成された特別調査委員会がまとめた報告書によると、女性コンパニオンと混浴すること44回ほど。同社が負担した、会食相手に家族が含まれるなどした交際費は3392万円。移動には社用車のセンチュリーやアルファード、ベンツという高級車を使用していたという。

「鴇田氏はもともと官僚でした。東大法学部を卒業後の68年4月に、通商産業省(現・経済産業省)に入省。以後、京都府副知事、防衛庁装備局長(いずれも出向)、中小企業庁長官などを歴任しています。石油公団理事から『TOKAI』の顧問になったのは02年9月です。同社の社内規程で定められた定年は70歳ですが、鴇田氏は適用を除外され退任の判断も自身に委ねられていたと聞いています」(同社関係者)

「情報収集」のため『鬼滅の刃』

カネの使い方が問題視されている鴇田氏(「TOKAI」のホームページより)
カネの使い方が問題視されている鴇田氏(「TOKAI」のホームページより)

きっかけは内部通報だった。鴇田氏が不適切にカネを使っているという連絡が入り、「TOKAI」は調査を開始。不正があったとして、今年9月に鴇田氏を社長職から解任する。

「報告書で明らかになった『不適切な経費』の中身が事実なら、呆れるばかりです。情報収集のためとして、電子書籍リーダー『Kindle』で漫画を購入。『黄昏流星群』21冊、『鬼滅の刃』19冊、『ザ・ファブル』15冊などを購読していたんです。女性と一緒に泊まった宿泊も33件認められたとか。経費には、夫人のマッサージ代やゴルフの練習費用なども計上されていたといいます。

『品位を欠く』と最も問題視されたのが、長野県の蓼科(たてしな)にある保養施設で行われた露天風呂混浴です。同ゲストハウスができた16年ごろから、女性出張コンパニオンを呼んで一緒に風呂に入っていたとか。女性が『聞いていない』と入浴を拒否し、騒動になったことも判明しています。報告書によると、不正が疑われる経費は少なくとも1110万5000円にのぼる。鴇田氏は21年度、1億2000万円ほどの役員賞与をもらっていました」(全国紙社会部記者)

一方の鴇田氏は、12月4日に提出した書面で次のように反論している。

〈経費として管理部自体が承認しているものばかりで、この費用の一部であるコンパニオン費用が私の私的経費という指摘は、全くの的外れ〉(原文ママ)

また周囲には「もっと私に弁明の機会が与えられるべきだ」とも話しているという。

鴇田氏は依然として「TOKAI」の取締役にある。同社は報告書に基づき鴇田氏の辞任手続きを進め、カネの返還を求め法的手段に訴えるか慎重に検討しているという。

「TOKAI」の報告書に掲載された「混浴が行われた露天風呂」写真
「TOKAI」の報告書に掲載された「混浴が行われた露天風呂」写真
  • 写真共同通信社

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