『麒麟』田村裕は全否定も…「吉本退社報道」が世に出てしまった“業界のカラクリ”
《辞めませんから、ホンマに》
『麒麟』田村裕が12月16日、自身のTikTokでライブ配信を行い、吉本興業を退社するという報道に対して明確に否定した。
田村は14日にニュースサイト『ポストセブン』が
「《格差コンビの決断》麒麟・川島『ラヴィット』MC好調も相方の田村裕が吉本退所へ」
という記事を配信した。
記事では、田村は吉本を退所する決意を固めるも、相方の川島明は吉本に残り、『麒麟』自体も解散しないという内容だった。現在も吉本と話し合いをしていてエージェント契約に移行する予定だと書かれていた。
しかしこの記事が配信された翌日の15日、川島が司会を務める朝の情報番組『ラヴィット!』(TBS系)で出演者から田村についていじられると
「あの記事なに?ないから。気持ちの悪い…。すぐに相方に電話したわ。あんた辞めんの?って。ないよねって感じで」
と話したことを明かしていた。
さらにこの翌日に田村がライブ配信を行った。一般ユーザーから“退社するのか”と聞かれると
「退社しませんよ」
と回答。さらに退社は誤報だったのか聞かれると
「なんでしょうねえ。ほんとにね。僕が聞きたい。本気で。なんなんでしょうかね?」
となぜあのような記事が出たのか不思議がっていた。
では、なぜこんなことが起きたのか…。
「ポストセブンの記事ではテレビ局関係者が田村さんの退社を証言していた。数々のスクープを放ってきたポストセブンが全く根も葉もない話を書くはずがない。あくまで推察ですが、田村さんが仲の良いテレビ局関係者に“辞めたい”とぼやいていて、テレビ局関係者が知り合いの記者などにそのことを教えたという構図だとすると、業界ではよくあることです。
吉本とはまだ契約している状態なのに、フライングであの記事が出て慌てて否定したという可能性はあるでしょう。記事が出た当初、吉本は《回答を控えさせていただきます》として肯定も否定もしなかった。もし事実無根で、話し合いすらなければ、明確に否定するはずですよ」(芸能リポーター)
田村は小さい子供が2人いるが非常に苦しい懐事情という。田村は実際TikTokで悲痛な声を上げていた。
《地獄の年末年始 やる事ないから痔の手術します》
と書いてあり、この年末年始のスケジュールも合わせて書いてある。
12月22日~1月6日までスケジュールは《現状なし》のようだ。1月7日ようやく《バスケ教室》と予定が書かれているが、後からテロップが浮かび上がり
「7日のバスケ教室は間違いです。休みです」
と訂正する演出はさすが芸人だ。
相方の川島は『ラヴィット!』の帯番組を始め、ありとあらゆるバラエティ番組に出演する超売れっ子。だが、田村はその相方とは思えないような“空白スケジュール”だらけなのだ。
「田村さんは『探偵ナイトスクープ』(朝日放送)のレギュラーもあってか、家族で大阪に住んでいる。せめてコンビで吉本の劇場にでも出演できれば多少生活が楽になるかもしれないが、川島さんのスケジュールからするとそれも厳しいでしょうね」(スポーツ紙記者)
とりあえずは吉本から“辞めない”宣言をした田村。この報道をきっかけに、年末年始のスケジュールが埋まればいいのだが…。
PHOTO:結束武郎