ドン・山根明前会長が刑事告訴される日 日本ボクシング連盟の乱

第2ラウンドのゴングが鳴った! 現職幹部が通帳を調べたら謎の経費が続々発覚

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現連盟への怒りをぶちまけた山根氏。ちなみに、携帯の着メロは映画『ゴッドファーザー』のテーマ曲だ

「我々が9月に入ったとき、事務所はめちゃくちゃな状態でした。何に使ったのかわからない領収書やら商品券やらが、事務所内に山のように積まれていたんです。なかには、現金40万円が入った封筒までありましたよ。山根前会長時代の経理が極めて杜撰(ずさん)だったのは火を見るよりも明らかです」

そう憤るのは、日本ボクシング連盟副会長の菊池浩吉氏だ。

年末年始、バラエティ番組に出まくり、すっかり時の人となった「ドン山根」こと山根明ボクシング連盟前会長(79)。本誌1月4・11日号でも、芸能界への熱い思いを力強く語っていたが、彼のタレント生命に早くも黄色信号が灯っている。

山根時代の連盟理事は’18年8月をもって全員退任。9月から新体制が発足したが、新役員らが岸記念体育会館(渋谷区)内の連盟事務所に入ると、ナゾの領収書が出るわ出るわ。職員総出で精査した結果、国からの補助金に関する不正はなかったものの、連盟の自主財源における使途不明金の総額は約2400万円にものぼるという。

「12月にようやくまとめ終わり、いまは会計士・弁護士に頼んで使途不明金の内容を精査している段階です。山根前会長は会長時代、『連盟から一切給料をもらっていない』としていますが、無給では絶対にできない豪勢な生活をしていたのは間違いない。我々の調査によると、試供品でもらったグローブを勝手に売りさばいていたり、子飼いの職員に息子が経営する中古車販売会社のクルマを買わせていた、という証言もあります。1月中旬頃に精査が終わり、決定的な証拠が出れば、我々ボクシング連盟は山根前会長を刑事告訴するつもりです」(前出・菊池副会長)

着々と準備を進める連盟側に対し、山根氏本人はどう反論するのか。本誌が直撃すると、ドンはこう怒りを露(あらわ)にした。

「”反社”だらけのいまの連盟役員は、ワシから連盟を乗っ取った海賊や。菊池のガキもその船員の一人。騒動前から、連中はワシに対していろんな裏工作を仕掛けてきた。今回の使途不明金もその流れやろ。ワシは悪いことはしていないんやから、何も怖くないわ」

昨年大いに世間を賑わせた「ボクシング連盟の乱」は第2ラウンドに突入した。「芸能界のドン」を目指していたはずの山根氏が、刑事告訴され、「拘置所のドン」なんてことになるかもしれない……。

取材に応じる菊池副会長。使途不明金は膨大で、調査は昼夜を徹して行われたという
山根会長時代のボクシング連盟の通帳。不自然なカネの流れはいくつもあるという
  • 撮影加藤 慶(1枚目写真) 三好健志

Photo Gallary3

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