「もう一花咲かせたいよね」追悼・上島竜兵さん 本誌に語っていた「切なすぎる言葉」【22年墓碑銘】 | FRIDAYデジタル

「もう一花咲かせたいよね」追悼・上島竜兵さん 本誌に語っていた「切なすぎる言葉」【22年墓碑銘】

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ヤー!のポーズを披露してくれた上島さん
ヤー!のポーズを披露してくれた上島さん

まさに青天の霹靂だった。5月11日早朝の『ダチョウ倶楽部』の上島竜兵さん(享年61)の死の一報は、大きな衝撃をもたらした。所属事務所によると、都内自宅で家族が異常を発見し、搬送先の病院で死亡が確認されたという。さらに驚かされたのは、その死因が自殺によるものだったということ。報道直後、友人の一人は本誌にこのように語ってくれた。

「最近はほとんど飲みに出かけていなかったみたいですね。やはり志村けんさんが新型コロナで亡くなったことが本当にショックだったようで、自分ももしコロナにかかったらと思い、出歩くのを控えていたようです。友人や後輩との『Zoom飲み』はちょくちょくやっていたようですが、あれだけ飲み歩くのが好きだった人でしたから、気持ちはふさぎ込んでいたのかもしれません」

志村けんさんの死、そして、コロナ禍による外食制限によって、上島さんは元気をなくしていったという。そして、もう一つ、上島さんを最も苦しめたのが、『リアクション芸の制限』だ。けんかの後のキス。「押すなよ!押すなよ!」の後の熱湯風呂落下。熱々おでんなど、上島さんの十八番芸がことごとく制限されてしまったことだ。2020年4月に放送されたラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)にゲスト出演した上島さんは、

「仮になにかに出してもらったとしても、俺、けんかしてチューできないしね。これは死活問題ですよ」

と語っていた。それでも昨年9月、本誌の還暦独占インタビューでは、

「『ダチョウ倶楽部』の3人でもう一花咲かせたいよね。攻めの姿勢を忘れずに。今のご時世では厳しいけど、いつかまた熱湯風呂に入ったり、熱々おでんとかやりたいな」

と笑みを見せてくれていたのだが….。

6月17日、肥後克広(59)と寺門ジモン(60)の二人が、上島さん亡き後、初めてメディアに登場。『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)に揃っての生出演だったが、肥後は、

「いなくなって、2人になっちゃったから。ボケボケコンビなのよ。ヤー!とか、ムッシュムラムラとかはできるんだけど、どうぞどうぞのやり方がわからない。どうやればいいんだよって。正解がわからない。ほんと困ったもんだ」

と嘆いた。しかし、11月5日に放送された『有吉ダマせたら10万円 イケメン&レジェンド参戦SP!』(フジテレビ系)に肥後と寺門は、スペシャルユニット『純烈ダチョウ』で出演。『純烈』のライブで熱湯風呂を披露し、大きな笑いをとっていたのだ。さらに、

「今年のNHK紅白歌合戦には『純烈ダチョウ』に加えて、〝竜平会″主要メンバーだった有吉弘行(48)も加わります。もしかしたら有吉も加わっての熱湯風呂もありえない話ではありません」(番組関係者)

上島さんに涙は似合わない。今年の最後は、盛大に笑って上島さんを送ってあげたい。

はにかんだ笑顔が忘れられない
はにかんだ笑顔が忘れられない
’14年に本誌の取材に応じたダチョウ倶楽部の3人
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  • 写真濱崎慎治(1,2枚目)中村和彦

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