ダル&大谷と同部屋! 日ハム入寮、吉田輝星の「下半身」に注目
父親の運転する秋田ナンバーの車から降りた吉田輝星(17)を、日本ハムのマスコット「カビー・ザ・ベアー」が出迎える。1月6日、日ハムの新入団選手の入寮日。ファン150人と報道陣50人が見守る中、吉田は緊張した面持ちで千葉県鎌ケ谷市の「勇翔寮」へ入った。
「この日のために、両脇を刈り上げた新しいヘアスタイルにしたそうです。事前告知をしていなかったのにファンがこれだけ集まるとは、予想していませんでした。混乱防止のため急きょ、通常2人の警備員が6人に増員されたほどです」(日ハム球団関係者)
吉田に割り当てられたのは、ダルビッシュ有や大谷翔平らメジャーで活躍する歴代エースが生活していた”出世部屋”の404号室だ。昨年度のドラフト1位、清宮幸太郎の隣でもある。
「(部屋のことは当日まで)知りませんでした。すごいプレッシャーです。ダルビッシュさんや大谷さんのように、しっかり活躍できる選手になりたい」
こう言って吉田は顔をほころばせた。報道陣の目をひいたのは、そのどっしりとした下半身。学生服の上からわかるほど、太モモが盛り上がっているのだ。
「昨夏の甲子園が終わり、吉田は一時体重が86㎏まで増えたそうです。その後は一日約10㎞の走り込みで身体を徹底的に絞り、現在は甲子園出場時と同じ81㎏まで減らしました。元旦には地元・秋田で雪中マラソンを実施。長靴で3時間ほどかけ20㎞を走り切り、下半身を鍛えたそうです」(スポーツ紙日ハム担当記者)
日ハムの元エースで野球評論家の武田一浩氏も、吉田の下半身に太鼓判を押す。
「プロ入りした高校生で、間違いなくナンバー1の投手です。あれだけ球持ち良く投げられるのは、下半身がしっかりしているから。足腰の強さを感じます。課題は上半身の筋力ですね。ストレートより変化球を投げる時のほうが腕の振りが遅くなっていますが、筋力不足が理由でしょう。15勝以上する投手はどんな球を投げても腕の振りは同じ。すぐに一軍で活躍しようなどと焦らず、まず年間通じてローテーションを守れるような体力作りをすることが大切です」
1月9日からは新入団選手の合同自主トレがスタート。甲子園を沸かせた怪物右腕のプロ生活が、いよいよ始まった。
- 撮影:会田園